現在お買い物カゴには何も入っていません。

第二種電気工事士勉強法【DIYに大活躍】
みなさんこんにちは、DIY Renovaです。
今回は「第二種電気工事士勉強法」について、私自身が実践してきた経験や、実際に合格した方々の体験談を盛り込みながらお話ししていきます。第二種電気工事士の試験は、初めて挑戦する方にとっては「何から手をつければいいの?」というところが最初のハードルかもしれません。しかし「6割以上の得点を狙うこと」が合格ラインとなるこの試験、効率よく範囲を絞って対策すれば、まったく電気の知識がなかった方でも合格できる可能性は十分あります。
この記事では、筆記試験と実技試験の両方を視野に入れながら、「過去問を有効活用する方法」「使えるアプリの紹介」「配線図の書き方や練習のコツ」「教材を揃えるか揃えないかの判断基準」などを細かく掘り下げていきます。途中で「オーム社の”すぃ〜っと合格”」や「電気書院」など、有名どころの参考書についても触れますし、「俺の電工2種」「HOZANサイト」などのおすすめアプリやサイトにも言及しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
なお、この記事では太字ではなく、強調したい言葉は「」で囲んでいます。気になったキーワードやフレーズを見返しやすいように工夫していますので、ご活用いただければ嬉しいです。また、この記事の最後には参考にした書籍・動画・SNSアカウントへのリンクやリスペクトを示していますので、興味があればそちらもあわせてご確認ください。
それでは早速、具体的な勉強方法やコツを見ていきましょう。ここで述べる内容をしっかりと押さえておけば、試験勉強の効率がぐっと上がり、限られた時間の中でも着実に合格を目指せますよ。
試験概要と合格ラインの理解
第二種電気工事士試験は「筆記試験」と「技能試験(実技試験)」の二つに大別されます。まず、筆記試験に合格すると技能試験を受験できるようになり、技能試験に合格すると晴れて第二種電気工事士の免状が交付されます。
受験者数は毎年多く、電気関連の職に就いていない方でもチャレンジしやすいのが特徴です。筆記試験はおおむね選択問題中心で、技能試験は配線作業や複線図の作図を行います。そして、よく言われるのが「だいたい6割以上の得点を取ると合格する」という点です。
そこで大事になるのが「闇雲にすべてを完璧にしようとしない」こと。時間やモチベーションには限りがありますから、「まずは確実に得点できる分野を押さえて6割を固める」という戦略が大切です。
まずは基礎知識の習得から:電圧・電流・抵抗って何?

「Ωって何?電圧、電流って何?」というところからスタートする方も多いかと思います。私自身も最初は「オームの法則?中学で習ったはずだけど・・・」と記憶がおぼろげでした。
電気工事士の勉強においては、「電圧」「電流」「抵抗」「直流」「交流」など、基本的な電気の用語をしっかり腹落ちさせることが第一歩です。特に電気理論の分野は、あまり難解な公式を暗記する必要はないものの、オームの法則や電力に関する基礎計算は必須です。また、回路図上の記号の意味を把握することも最初のハードルになるでしょう。
もし本当に一から学び直すのであれば、小学生レベルの理科知識を一度洗い出すくらいのつもりで、基礎確認をしてみてください。「オーム社の”すぃ〜っと合格”シリーズ」や「電気書院」の参考書では、基本をわかりやすく解説している場合が多いので、「何をどこまで押さえればいいのか」がつかみやすいでしょう。
6割取ればいいので、確実に点数が取れる範囲を最低限決めよう
第二種電気工事士の筆記試験は「6割を取れればOK」と言われます。つまり全体を100点満点だとすると60点が合格ライン。しかし、実際の問題数は年度によって変動はあるものの、大体50問前後。そのうち3割〜4割くらいの問題である基礎的な内容をしっかり押さえておけば、ほぼ確実に点を取れる問題が多いと言われています。
ここでのポイントは、「どの分野を優先して学習すれば6割を確保しやすいか」という視点です。たとえば配線図の読み取りや部材の用途などは、問題の出題数が多い傾向にあるので、対策がしやすいです。さらには、「候補問題」になりやすい分野を優先的に押さえれば、効率よく得点につなげられます。
- 電気理論:オームの法則など基本的な計算問題は高頻度
- 配線図記号や部材の名称・用途:実務を想定して出題頻度が高い
- 電気設備技術基準・施工法関連:出題パターンがある程度固定
こうした分野をしっかり押さえておくだけで、無理に難解な分野を深追いしなくても合格ラインに到達できる可能性は高いのです。
もちろん最終的に余裕があればより深い範囲も勉強して損はありませんが、まずは「確実に点が取れる部分」を取るという意識を持ちましょう。
過去問は買わなくてもいい?
よくある疑問として「過去問は買うべきか?」というものがあります。市販の過去問題集は解説が充実しており、紙面で勉強する方が覚えやすいという人も多いですが、人によっては必ずしも書籍を買う必要はないかもしれません。
その理由として、インターネット上に「過去問をPDFで公開しているサイト」や「解説動画を提供しているサービス」が多数存在するからです。たとえば「HOZANの電工の虎サイト」などでは、過去問に加えて解説動画も充実していて、わからないところを映像でサクッと確認できます。さらに無料で提供されていることが多く、金銭的なコストを抑えたい人にはありがたい存在です。
もちろん、紙で落ち着いて勉強したい方にとっては、オーム社や電気書院の過去問題集を手元に置いておくことが大きなメリットになるでしょう。ご自身の学習スタイルに合った方法を選ぶのが一番ですが、少なくとも「過去問を絶対に買わないと合格できない」というわけではないのです。実際に「2024年後期試験に合格した方」の中には「筆記は教材なしで合格しました」という声もあります。
スマホアプリを駆使しよう
「スキマ時間を有効活用したい」「通勤・通学時にも勉強したい」そんな方にはアプリ学習がおすすめです。最近は第二種電気工事士向けに特化したアプリがいくつか登場しており、その中でもたびたび話題に上がるのが「俺の電工2種」というアプリ。カテゴリ別に演習問題が用意されていて、過去問の演習をサクッとスマホ一台でできるのが魅力です。解説は少ないので、ある程度の基礎知識を身につけてから使うのが効果的でしょう。
ほかにも公式サイトやYouTubeチャンネルを持つ企業が提供しているアプリや、問題演習機能を搭載したオンラインサービスもあります。筆記対策で重要なのは、なるべく「問題演習の回転数を増やす」こと。問題数をこなしているうちに、自然と出題パターンや注意すべきポイントが頭に入ってきます。
とにかく「どうしても暗記しづらい部分」「毎回間違える箇所」はメモやスクリーンショットで記録しておき、後からまとめて復習すると効果的です。アプリでの勉強はラクに感じるかもしれませんが、意外と誤答を放置しがちになるので、そこは自分で工夫して確認作業を怠らないようにしましょう。
筆記対策の流れ

ここでは「基礎からきちんと押さえて、一気に過去問を解き進めたい」という方に向けた、おすすめの勉強手順を紹介します。
- 「基礎知識のざっくり把握」
オームの法則、電力計算、電圧・電流の基本的な関係などを押さえます。余裕があれば電気設備技術基準の概要も流し読みしておきましょう。 - 「配線図の記号・部材の用途理解」
第二種電気工事士の特徴として、配線図や部材の鑑別問題が多く出題されます。ここでつまづく方が多いので、図や写真で徹底的に部材を覚えるのがおすすめです。HOZANサイトやyoutubeショート動画の「一分でわかる電工2種」などを活用すると、図入りで覚えやすくなります。 - 「過去問演習+解説チェック」
試しに過去問を解いてみて、自分の理解度を確認します。わからなかった問題や自信のない問題は、解説をしっかり読み込むことで知識が定着します。 - 「苦手分野を再度学習&総仕上げ」
過去問を何度も解いていくうちに、苦手分野が浮き彫りになります。そこを重点的に勉強し、さらに本番直前には総仕上げとして再度過去問を一通り解いてみると自信につながります。
この流れを数週間から数ヶ月かけて進めれば、「基礎固め+過去問演習」という効率の良い学習スタイルを構築できます。一度に長時間やるよりも、コツコツと習慣化して続けるのがポイントです。
実技試験(技能試験)対策:複線図と配線作業に慣れよう
筆記試験に合格したら、いよいよ実技試験です。
実技試験では「候補問題」が公表されており、その中から実際の試験当日に1題が出題されます。事前に練習しておけば、ほぼ確実に対応できるようになるので、合格の可能性がぐんと高まります。
複線図の書き方に慣れる
複線図は一見すると複雑に見えますが、パターンを覚えてしまえば実は難しくありません。多くの方が「複線図が苦手」と言うのは、「最初に書き方のルールをきちんと理解していない」ことが原因だったりします。先輩や経験者に教えてもらえる環境があればベストですが、そうでなくとも「HOZANの解説動画」や「youtubeショートの解説」「電工の虎サイト」を活用すれば独学でも習得は可能です。
複線図のコツとしては、「どの機器がどの線とつながるのか」「コンセントやスイッチが直列なのか並列なのか」をしっかりと理屈で把握していくこと。とにかく書いてみて、間違えたらすぐに修正するという工程を繰り返せば、徐々にスピードも上がっていきます。
部材の鑑別写真と用途を再確認
実技試験では、実際の部材を見て作業を行うので、筆記試験以上に「部材の違いを正確に見分けられるか」が重要になります。たとえば「リングスリーブ」「差し込みコネクタ」「端子台」など、形状が似ているものもあれば、使う場面が微妙に異なるものもあります。これを混同すると、試験で大きく減点される要因になります。
そこで、「写真と用途をセットで覚える」ことが欠かせません。部材の写真を一覧できる資料を作る、もしくはHOZANやアプリなどの部材紹介コーナーを活用して、徹底的に目と頭で確認していきましょう。
実技はケチらず、工具と練習材料をきちんと揃える
実技試験に合格するためには「実際に手を動かして作業すること」が何よりも重要です。使用する工具や練習用のケーブル・器具などを「ケチらず」揃え、できれば試験で使う予定の工具やケーブルで繰り返し練習するのが理想です。
よく聞くのが「HOZANの実技用セット」。実際に試験で想定される部材をまとめて購入できるので便利です。また、「電工ナイフ」「ストリッパー」「圧着工具」など、現場で使える品質のものを揃えれば、後々のDIYや実務でも長く活かせます。
練習の段階では、本番と同じくらいの時間を意識して作業を進めると、当日の焦りを軽減できます。最初はかなり時間がかかっても、毎日一題ずつこなしていくことで確実にスピードは上がっていきます。
追加で押さえておきたいポイント
試験当日の心構え
筆記試験では、問題用紙を見たときにまず「解ける問題」「簡単そうな問題」から手を付けるのがおすすめです。限られた試験時間の中で6割を確保するためには、とにかく得点できる箇所から拾っていくのが得策です。
実技試験では、工具の持ち込み忘れがないか、検電器を含め必要なものをしっかり確認しておきましょう。あとは落ち着いて、候補問題通りの作業を一つひとつ確実にこなすだけです。
独学か、講習か?
独学で合格している方も多いのですが、どうしても自信が持てない場合や、効率よく学びたい場合は「資格スクールの講習」や「通信講座」を検討するのも手です。特に実技試験の直前対策講座などは、講師が実際に作業を見て指導してくれるので、大きなメリットがあります。ただし費用もかかるので、時間や予算と相談しながら選びましょう。
どれくらい勉強すればいいか?
人によりますが、まったくの初心者が独学で合格を目指すなら、少なくとも1〜3ヶ月程度は見た方が安心です。筆記試験までの期間が短い場合は、アプリや動画学習などをフル活用して効率を上げる必要があります。毎日コツコツやれる人は少しずつでも知識が積み上がるので、結果的に成功確率は高くなりますよ。
モチベーションの保ち方
資格試験の勉強は「中弛み」が起きがちです。最初は張り切って参考書を買って勉強しても、途中でモチベーションがダウンしてしまい、「やっぱり無理かも」と投げ出したくなることもあるでしょう。
そんなときは「SNSやYouTubeで合格体験談を見て刺激をもらう」のがおすすめ。例えば「一分でわかる電工2種」や「俺の電工2種」「HOZAN公式の解説動画」などはサクッと見られますし、成功した人の話を聞くと「自分もいけるかも!」とやる気が出てきます。また、Twitter(X)などで勉強仲間を見つけられれば、お互いに進捗を報告し合って励まし合うことも可能です。
個人的にお勧めなのは、アプリで何分やったか報告すること。スタディプラスなどの勉強報告SNSなどを活用するのもいいかもしれませんね!
プロとしての第一歩:第二種電気工事士の活かし方
無事に試験に合格して免状を取得すると、電気工事の実務において「自分でできる作業の範囲」が広がります。具体的には、簡単な屋内配線や照明器具の設置、コンセント増設などを合法的に行えるようになり、DIYの幅が一気に広がります。将来的に第一種電気工事士や電気主任技術者の試験に進む場合でも、第二種電気工事士で培った基礎が必ず役に立ちます。
また、就職や転職で「電気工事士の資格が必要」という場面も珍しくありません。建築や設備管理関連の仕事だけでなく、製造業のメンテナンス部門などでも評価されやすい資格なので、キャリアアップの足がかりとしても期待できます。
おわりに
「第二種電気工事士勉強法」というテーマで、筆記対策から実技対策まで一通りの流れを紹介してきました。ポイントは「過去問を上手に活用し、6割を目標に効率的に勉強すること」と「実技試験では実際に工具を使って練習し、複線図や部材の鑑別を徹底的に繰り返すこと」です。合格するために必要なのは、必ずしも高度な電気理論の知識ではなく、「試験が要求する基礎知識を確実に使えるレベルにまで仕上げること」なのです。
初心者でもアプリや動画を駆使すれば、通勤・通学のスキマ時間で着実に実力を伸ばせますし、実技練習セットを使って繰り返し作業をすれば、当日も落ち着いて試験に臨めるでしょう。もしも途中でわからないところがあれば、SNSで質問してみるのもアリ。合格まで諦めずにチャレンジしてみてくださいね。
長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。あなたの合格を心から応援しています。
参考資料・リスペクト
YouTubeチャンネル「Japan-ems」
- オーム社「すぃ〜っと合格」シリーズ
第二種電気工事士の筆記・実技対策に定評のある参考書シリーズです。 - 電気書院「第二種電気工事士シリーズ」
分野ごとに丁寧な解説があり、基礎から実践まで幅広くカバーしています。 - アプリ「俺の電工2種」
カテゴリ別や過去問演習に便利なスマホアプリ。解説は少ないので基礎知識が固まってから使うのが効果的。 - HOZAN「電工の虎サイト」
過去問と解説動画が充実しており、配線図の描き方や実技作業のポイントなどを学べます。
(公式サイト)
これらの情報や体験談から学び、多くの受験者の方が効率よく合格できるようにと、心から願っています。もし興味があればぜひリンク先の動画やSNSもチェックしてみてください。一緒に学び合う仲間が見つかるかもしれません。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。