第二種電気工事士実技試験に必須ではないけど持っていくと安心なもの

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みなさんこんにちは、DIY Renovaです。

第二種電気工事士の「技能試験(実技試験)」、準備は進んでいますか?
受験案内を見ると、持ち物として書いてあるのは

  • 受験票
  • 筆記用具
  • 指定工具

このあたりが中心ですよね(受験案内や公式FAQにそう書かれています)。shiken.or.jp

でも、実際に技能試験を受けた人の体験談や、工具メーカーの情報を見ていくと「受験案内には書いてないけれど、持っていくとかなりラクになる小物」がいろいろあります。Hozan FAQ

この記事では、そういった「工具以外の、書いていないけど持っていくと便利なもの」をテーマに、具体的なアイテムと使い方をまとめていきます。

  • 何をどこまで持ち込んでいいの?
  • 手袋って実際どうなの?
  • 合格クリップや合格マルチツールって本当に必要?
  • 当日、机の上はどうレイアウトすればいい?

こういう疑問を、できるだけ実体験ベース+安全工学・作業性の知見も交えつつ整理していきます。
これから書く内容はあくまで「日本の第二種電気工事士技能試験」を前提にしていますが、海外の資格試験で手作業系のテストを受ける方にも応用できる考え方になっていると思います。

第二種電気工事に関する記事はこちらからまとめて閲覧可能です。

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では、どうぞ。


試験案内に書いてある「公式の持ち物」とこの記事のスタンス

まず大前提として、第二種電気工事士の技能試験では、最終的に守るべきなのは公式の受験案内です。

電気技術者試験センターの公式FAQでも、「持参するもの/使用できるもの」は受験案内で確認してくださいと明記されています。shiken.or.jp

また、工具メーカーのホーザンのFAQでは、技能試験で持ち込み可能な工具・小物の例として

  • 手袋
  • マスキングテープ
  • 合格クリップ
  • 合格ゲージ
  • 合格マルチツール

などが「電動工具ではないため持ち込み可能」とされています。Hozan FAQ

この記事のスタンスは「公式で禁止されていない範囲で、“あると明らかに作業がラク・安全・集中しやすくなるもの”を整理する」というものです。

なので、最初に必ず

  • 今年度の「受験案内」
  • 会場別で配布される注意事項

をチェックしてから、この記事の内容を「自分の荷物リスト」にアレンジしてくださいね。


工具以外で持っていきたい基本アイテム

手袋(薄手すべり止め付き)

「手袋って、作業しづらくならない?」と思う方も多いと思います。実際、建設現場や工場の研究では「保護手袋はケガを減らす一方で、細かい作業の時間が延びる」という結果も出ています(素手で57秒の作業が、手袋で127秒かかったという報告もあります)。サイエンスダイレクト

一方で、建設現場では手袋を含む保護具(PPE)の着用が、手の切り傷や擦り傷の減少と関連していることも報告されています(Sehsah ら, 2020 など)。PMC

つまり、ポイントは「どんな手袋を、どんな場面で使うか」です。

手袋を持っていくメリット

  • ケーブルの外装をはぐときに手のひらが痛くなりにくい
  • 心線の切り口で皮膚をひっかける小さなケガを減らせる
  • 解体時に芯線がバラけていても恐怖心が減る
  • 冬場の会場で手がかじかみにくい

手袋を選ぶときのポイント

「分厚い軍手」よりも、「薄手で指先までフィットして、すべり止めのついた作業用手袋」がおすすめです。

  • サイズはぴったり(ぶかぶかだと小ネジがつかめません)
  • 素材は薄めのポリウレタンコートなど
  • 触覚をなるべく失わないタイプ

ホームセンターでもよく売っていますし、通販サイト(AmazonやYahoo!ショッピングなど)で「電気工事 薄手手袋」「フィット手袋」などと検索して、レビューを見ながら選ぶのもおすすめです。

試験本番での使い分け

  • 「ケーブル外装むき」「解体作業」など、少し荒っぽい力作業 → 手袋オン
  • 「細かい結線」「器具への接続」「リングスリーブ圧着前の最終確認」 → 素手に戻す

といったように、場面でつけ外しする練習をしておくと、本番でも迷いません。

なお、手袋の使用自体は公式にも「持ち込み可」と明記されていますが(ホーザンFAQ・受験案内参照)、最終判断はその年の受験案内に従ってください。Hozan FAQ


絆創膏と簡易救急セット

技能試験ではナイフやカッター、芯線の切り口など「小さいケガの元」がたくさんあります。

  • 指先のささくれ
  • 軽い切り傷
  • ケーブルにこすれてできる擦り傷

などは、ちょっとした絆創膏でガードできるレベルでも、集中力を削ります。

世界的にも、電気関連作業は手のケガや電撃傷などのリスクが高い職種とされており、保護具や安全意識の徹底が事故防止につながると報告されています。ESFI

「試験会場にも救急セットはあるだろう」と思いつつ、自分の手に合ったサイズの絆創膏を数枚、ペンケースにしのばせておくと安心です。

おすすめは

  • 指先用の細いタイプ
  • 指関節用の、関節が曲げやすいタイプ

などを数枚ずつ。
大げさな救急箱は不要で、「コンビニで売っている小袋タイプ」くらいで十分です。

HOZANさんのハプニングでも流血の事例について話されています。


油性ペン(細字)

技能試験では、問題用紙の余白に複線図を書いたり、作業手順をメモしたりすることができます。色鉛筆や色ボールペンも使用可能とされています。Hozan FAQ

ここで便利なのが「細字の油性ペン」。

油性ペンでできること

  • マスキングテープに「器具名」「回路名」を書いて机の上を整理する
  • ケーブルにつなげる器具の記号を
  • 工具や自分の持ち物に名前を書いておく(紛失防止)
  • 机の端に「やることチェックリスト」をマスキングテープ+ペンで貼る

ただし、「支給されたケーブルや器具に直接書き込みしてよいか」は受験案内に明記されてないですが、実務ではむしろ進んでやるべきことのようですので(後続のがみでんきチャンネル参照)試験のついでに実務のために取り組んでみるのもいいかと思います!

ペン自体は

  • 黒の細字(0.5〜1.0mm程度)
  • なるべくにじみにくいもの

を1本入れておくとよいでしょう。


マスキングテープ

ホーザンのFAQでも、マスキングテープは技能試験への持ち込みが可能なアイテムとして紹介されています。Hozan FAQ

マスキングテープは「貼ってもきれいにはがせる」「色がついていて目立つ」ので、試験中に大活躍します。

マスキングテープの具体的な使い方

  • 机の端に「回路名」や「器具名」を書いて貼り、作業エリアを分ける
  • 完了した作業の上に、小さくテープを貼って「チェック済み」マークにする
  • 予備の器具やケーブルを束ねておく
  • 配布されるごみ袋を机に貼って机の省スペースを最大限広く活用する

などです。

色は「1色でもOK」ですが、余裕があれば

  • 黄:これから作業する部分
  • 青:作業済み
  • 赤:要注意(時間が余ったら再確認)

のように分けると、自分の頭の中がかなり整理されます。

幅は 12〜15mm 程度の細めのものが、狭い机の上でも邪魔にならず使いやすいです。

こちらも、通販サイト(AmazonやYahoo!ショッピングなど)で「マスキングテープ 15mm 紙」といったキーワードで検索すると、まとめ買いしやすいものがたくさん出てきます。


合格クリップ

「合格クリップ」は、器具とケーブルを仮固定するための小さなプラスチッククリップです。ホーザンのP-926などが有名ですね。

メーカーのFAQでは、合格クリップは電動工具ではないため技能試験への持ち込みが可能とされています(施工後の取り外し忘れに注意という但し書きつき)。Hozan FAQ

合格クリップのメリット

  • 器具を仮固定しているあいだに両手が自由になる
  • ちょっと手を離してもケーブルが抜け落ちにくい
  • 作業台が狭くても、立ち上がり部分を一時的にまとめておける

使い方の注意点

  • 最終完成前に必ず「全部外したか」を指差し確認する
  • クリップの色が配線と紛らわしくないものを選ぶ
  • 机の右上など「クリップ置き場」を決めておき、戻す習慣をつけておく

「便利だから多用した結果、外し忘れて欠陥扱い」は本末転倒です。
練習の段階から「クリップを外すタイミング」まで含めてルーティン化しておくと、本番でも安心です。


合格マルチツール

ユーザーさんの下書きにもあった「合格マルチツール」は、ホーザンDK-200などに代表される、多機能の小型ツールです。

  • プレート外し
  • ゴムブッシングの穴あけ
  • ロックナットの締め付け
  • リングスリーブ(小)の保持

など、技能試験でよく使う細かい作業を一つにまとめたものになっています。Hozan

ホーザンのFAQでも、合格マルチツールは電動工具ではないため持ち込み可能と明記されています。Hozan FAQ

合格マルチツールのメリット

  • 工具本数を減らせるので、狭い机でもゴチャゴチャしにくい
  • ロックナットやブッシングの締め付けが安定しやすい
  • リングスリーブの挿入がラクになり、芯線のバラつきを減らせる

ただし、合格マルチツールが「ないと受からない」わけではありません。

  • ねじなし管のロックナット → 通常の工具でも締められる
  • ブッシングの穴あけ → ナイフ等でも可能(安全には注意)

というように、通常工具でできる作業を、スムーズに・安全に・疲れにくくするための“時短ツール”という位置づけで考えるとバランスがいいです。

参考動画:【第二種電気工事士】※注意喚起HOZAN合格マルチツールをお使いの方はご確認ください。 , ガミデンキちゃんねるYouTube


あったほうが安心・集中力が上がるサポートアイテム

ここからは、「工具でもなく、試験案内に必須とも書かれていないけれど、メンタル面・身体面のコンディションを整えるうえでおすすめ」のものです。

ルーペや老眼鏡

細かい刻印や心線の状態を確認するために、ルーペや度数の合った老眼鏡があるとかなり安心です。

特に

  • 年齢的に手元のピントが合いにくい方
  • 普段から細かい文字が見づらいと感じている方

は、「見づらさ」そのものがストレスになり、試験中の不安や焦りを増やす要因になります。

視認性の悪さは、配線ミスにもつながりやすいので、「目の補助」は安全性向上とも関係してきます。


ハンドクリームまたは保護クリーム(無香料)

意外と侮れないのが「手のコンディション」です。

  • 乾燥していると、ケーブルが滑りやすい
  • 逆にベタベタしすぎていると、細かい作業がしづらい

ので、無香料・すぐにさらっとするタイプの保護クリームを、前日〜当日朝にかけて薄く使うと、作業性が安定します。

強い香りのあるものは、会場で周りの人の迷惑になる可能性もあるので「無香料」「少量」を意識しましょう。


飲み物と軽い補給食(休憩時間用)

技能試験は40分程度といっても、会場までの移動・受付・待ち時間を含めると半日イベントです。

試験前の栄養状態や水分状態は、集中力や不安感にかなり影響します。テスト不安に関する研究でも、計画的な準備と自己管理がパフォーマンス向上に役立つと報告されています。PMC

  • 砂糖たっぷりのエナジードリンクを一気飲み
  • 試験直前にドカ食い

といった極端な摂り方ではなく

  • お茶や水など、カフェイン控えめの飲み物
  • 小さなチョコやナッツなど、血糖値が急上昇しにくい軽食

を休憩時間に少し口にするくらいがおすすめです。
飲食についても会場ごとのルールがあるので、事前に案内を確認してくださいね。


シンプルな腕時計

試験時間は第二種で40分前後と短く、しかも作業に没頭していると「今どのくらい経ったか」が分からなくなりがちです。

  • スマートウォッチの通知 → 原則オフ or 使用不可
  • 試験室に時計がない場合もある

という前提で、「アラーム機能を使わない、シンプルなアナログまたはデジタル腕時計」を一本用意しておきましょう。Hozan FAQ


グレードアップ工具で「安全性と時短」を両立する

最後に、少しだけ「グレードアップ工具」の話もしておきます。
テーマはあくまで「書いていないけど持っていくと便利なもの」なので、工具そのものの詳細レビューは別記事向きですが、試験当日の安全性と疲労度に関わるので、ざっくりだけ触れておきます。

合格ゲージなどの測定系ツール

合格ゲージなどの測定ツールは、

  • 電線の被覆を何mmむけばいいか
  • 心線のねじり長さをそろえたい

ときに、一瞬で長さを当てられる便利ツールです。第二種電気工事士試験の一発合格を目指す過去問攻略法

ただし、合格配線チェッカーなど「通電して配線チェックをするツール」は「練習専用で、本番会場には持ち込めない」と明記されているものもあります。Hozan

「どこまでが持ち込みOKの工具か」は、必ずメーカーサイトと受験案内の両方を確認してくださいね。


試験当日に向けた「持ち物ルーティン」を作る

ここまでいろいろ紹介してきましたが、一番大事なのは「自分なりの持ち物セット+当日のルーティン」を事前に固めておくことです。

テスト不安に関する研究では、事前準備やルーティン化が不安の軽減と成績向上に役立つと報告されています。PMC

たとえば、こんな感じの流れです。

  1. 前日夜
    • 指定工具+「今日の記事で決めた便利アイテム」をすべて床に並べる
    • チェックリストを見ながら、工具袋またはケースに収納
    • 受験票・本人確認書類・時計・筆記用具を別ポーチにまとめる
  2. 当日朝
    • 家を出る前に「工具セット」「小物ポーチ」「受験票」の三つだけ再確認
    • 会場に着いたら、机の上に置くものを一度すべて出して、使わないものは足元のバッグへ
  3. 開始前の数分
    • マスキングテープに「作業ステップ」や「注意点」を一行ずつ書いて机の端に貼る
    • 手袋のオンオフのタイミングを頭の中でイメトレ

ここまでしておくと、当日は

「何か忘れている気がしてソワソワする」

時間がぐっと減ります。


まとめ:自分仕様の「安心セット」を作ろう

この記事で紹介した「書いていないけど持っていくと便利なもの」を、最後にざっくりまとめると…

  • 手袋(薄手・フィットタイプ)
  • 絆創膏(指先用・関節用)
  • 油性ペン(細字・黒)
  • マスキングテープ(12〜15mm程度)
  • 合格クリップ
  • 合格マルチツール
  • ルーペや老眼鏡
  • 無香料の保護クリーム
  • 飲み物・軽食(会場ルールの範囲で)
  • シンプルな腕時計

といったところが「工具以外の基礎セット」になってきます。

そして何より大事なのは

「この小物たちは、合格の“条件”ではなく、合格しやすくする“サポート役”」

という感覚です。

本当に合否を分けるのは

  • 練習量
  • 手順のルーティン化
  • 本番で落ち着いていつもの力を出せるかどうか

です。

そのうえで、「ケガを減らして、ミスを減らして、少しでも気持ちをラクにする」ためのアイテムとして、この記事のリストを自分用にカスタマイズしてもらえたらうれしいです。

一緒に頑張りましょう!!

第二種電気工事に関する記事はこちらからまとめて閲覧可能です。

そもそも自分の家のリノベーション・リフォームってどこまでやっていいの?どこから始めればいいの?というかたはこちらから。具体的なリフォームの工程や施工などについて知りたい方はこちらのページも是非ご覧ください!

本ウェブサイトの更新の情報を月1でまとめてお届けするニュースレターもございますので、ご関心のある方はぜひご登録ください。


参考にしたサイト・論文など

(リンク先のクリエイター・団体のみなさまにリスペクトを込めてご紹介します)

  • 電気技術者試験センター「よくあるご質問(試験当日の持ち物など)」shiken.or.jp
  • ホーザン株式会社 FAQ「試験当日の持ち物」「合格クリップ・合格ゲージ・合格マルチツールは持ち込み可能ですか?」Hozan FAQ
  • 「第二種電気工事士の技能試験に必要な工具とは」(電気工事士試験.com ほか、技能試験用工具解説記事)第二種電気工事士試験の一発合格を目指す過去問攻略法
  • Sosa, E. M. (2024). Impact of industrial metacarpal gloves on dexterity and grip performance. Applied Ergonomics.(手袋が作業時間・器用さに与える影響の研究)サイエンスダイレクト
  • Sehsah, R. et al. (2020). Personal protective equipment use and accidents among construction workers. BMC Public Health.(建設現場でのPPE使用と事故率に関する研究)PMC
  • Yusefzadeh, H. et al. (2019). The effect of study preparation on test anxiety and exam performance.(試験不安と事前準備の関係に関する研究)PMC
  • Tool Japan Blog「工具のエルゴノミクス」「作業者の疲労とバランスのとれた工具デザイン」tooljapan.jp

このあたりもあわせて読んでみると、「なぜこの小物が必要なのか?」を、少し科学的な目線からも理解できておもしろいと思います。

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