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【セルフリフォーム】布カーテンだけじゃない!窓の遮光機能を作る高機能でおしゃれなアイデアと種類、選び方・おすすめ商品【DIYリノベ】

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※本記事には一部プロモーション内容が含まれています。

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こんにちは、DIY Renovaです。

「寝室がまぶしくて眠れない」「在宅ワークで画面に窓の映り込みがひどい」「夏の西日で部屋がサウナ…」。そんなお悩みに対して、これまでは「厚手の布カーテン」をまず検討する方が多かったと思います。けれど、今は「カーテンだけ」ではありません。窓まわりの選択肢はこの数年で一気に広がり、「遮光」「断熱」「遮熱」「意匠性(おしゃれ)」を同時に満たす手法が増えました。

今回は一般的なカーテンだけじゃないということを伝えたくて、記事にしてみました。

今買おうと思っている人、部屋の雰囲気を変えたいと考えている人の参考になれば幸いです。

それでは、どうぞ。


Table of Contents

この記事でわかること

  • 「遮光」と「遮熱・断熱」の違いと両立のコツ
  • 目的別の最短解(寝室/在宅ワーク/リビング/子ども部屋)
  • カーテン・ロールスクリーン・ブラインド・はにかむスクリーン・内窓の使い分け
  • 賃貸でもできる原状回復前提の取り付け方法
  • 採寸・取り付けのコツ(光漏れを減らす秘訣)
  • 予算別のおすすめ構成と商品例(国内で入手しやすいもの)

まずは基礎知識:「遮光」と「断熱・遮熱」は別もの

  • 「遮光」=室内に入る可視光を減らして暗くすること。睡眠・プロジェクター・画面映り対策に有効。
  • 「遮熱」=太陽からの熱(近赤外線など)を跳ね返す・吸収することで室内の暑さを和らげること。夏に効く。
  • 「断熱」=窓や壁を通して伝わる熱の出入りを抑え、冬の冷えや夏の熱気を伝えにくくすること。

「窓の快適さ」は大きく「光」と「熱」の2本柱で決まります。よくある失敗は「遮光1級カーテンを買ったのに夏が暑いまま」や「遮熱レースに替えたのに夜はまぶしい」。これは目的が混線しているサインです。理想は「窓側(ガラス付近)で熱を扱い」「室内側で光を仕上げる」多層構成。たとえば「窓枠内に遮熱寄りのロールスクリーン+窓外(室内側)に遮光ドレープ」という二段構えは、実用・見た目ともに強い組み合わせです。

工学的には、夏は「日射熱取得率(g値=η)」が小さいほど有利、冬は「熱貫流率(U値)」が小さいほど有利という指標があります(「g値が小さい=外からの太陽熱が入りにくい」「U値が小さい=窓そのものが熱を通しにくい」)。難しい数式は不要ですが、「夏はg値」「冬はU値」と覚えておくと製品選びで迷いません。


目的別の最短ルート

寝室(真っ暗にしたい)

  • 「遮光1級カーテン」+「リターン縫製」+「上部カバートップ(または天井付けレール)」
  • さらに攻めるなら「窓枠内に遮光ロールスクリーン」→「室内側に遮光ドレープ」の二重化で「線の光漏れ」を激減。

在宅ワーク(画面の映り込みを消したい)

  • 「マットな遮光ロールスクリーン」+「サイドカバー(上下の遮光プレートやモヘアも有効)」
  • 窓とモニターの相対位置で、どの方向の光を止めるか設計。「左右どちらか片側だけ」でも効果的。

リビング(明るさと省エネのバランス)

  • 「はにかむスクリーン(ハニカム)で断熱」+「レース or 薄手ドレープで意匠」
  • 西面は夏の負荷が大きいので、日中はスクリーンを下げ、夕方は採光を兼ねて角度調整できるものを。

子ども部屋(昼寝・早寝用)

  • 「遮光1級」かつ「洗える生地」。高層や共用部に近い住戸なら「防炎ラベル付き」も検討。
  • ひも操作は「チャイルドセーフティ」部品(安全ジョイントなど)を必ず。

カーテンの底力:遮光1級と縫製・部材で「線の光」を消す

種類とポイント

  • ドレープ(厚地):遮光等級(1~3級)。「1級」は顔の判別ができないレベルの暗さ。
  • レース:ミラー・UVカット・遮熱タイプなど。昼の眩しさと視線対策に。
  • 裏地追加:既存カーテンの裏面に遮熱・遮光ライナーを後付けして性能アップ。

光漏れを抑える段取り

  • 「リターン縫製」…カーテンの両端を壁側に回して横漏れをカット。
  • 「上部カバートップ」…レールと天井の隙間を覆い、上部の線光をブロック。
  • 「床スレスレの丈」…下からの漏れと冷気の侵入を抑える。
  • 「天井付けレール」…窓上の光漏れを根本的に減らせます。

おすすめの買い方

  • はじめてなら「量販×遮光1級×標準サイズ」から入ると失敗が少ないです。サイズ調整や縫製の相談ができる専門店(例:「びっくりカーテン」など)も心強い存在。「生地サンプル請求」で部屋の光と色味を合わせると、満足度がぐっと上がります。

ロールスクリーン:フラットで掃除が楽。賃貸でも導入しやすい

特長

  • 見た目がすっきりし、ホコリが溜まりにくい。
  • 「遮光生地」「遮熱生地」「防炎ラベル有」など目的別に選べる。
  • 窓枠内に入れるとコンパクト、正面付けだと光漏れが少ない。

賃貸での取り付け

  • 「カーテンレールに取り付けられるタイプ」や「突っ張り式」を選ぶと原状回復が容易。
  • 窓枠内付けの場合、左右で10~12mmほどの余裕をとって干渉を防止。光漏れが気になる場合は「サイドカバー」「上部ボックス」で補強。

商品選定のコツ

  • 「遮光性を最優先」なら生地は濃色が有利。ただし夏の室内反射熱が気になるなら、外側が明るい色・室内側が暗い色のツートーン生地も選択肢。
  • 「遮熱寄り」なら、カタログで「日射熱を何%カット」などの表記をチェック。
  • 参考:
    • タチカワブラインド(遮光・遮熱の代表格、シールド付きモデルの選択肢が豊富)
    • インテリア雑貨Skip(ロールスクリーン専門店/新規購入向け)
      • 提携プロモリンク(提供いただいたコードを、そのままマークダウン内HTMLで掲載します)

ブラインド(ブラインダー):光のコントロールが上手

横型(ベネチアン)

  • スラット角で採光・視線・通風のバランスを調整できるのが魅力。
  • 完全暗室化は難しいので「寝室の真っ暗」より「在宅ワークの映り込み対策」向き。
  • アルミは軽量・経済的、木製(ウッド)は意匠性が高く吸音にも寄与。

縦型(バーチカル)

  • 大開口や掃き出し窓に似合い、ホテルライクな印象。
  • 光は縦方向に漏れやすいので、遮光が最優先なら二重化の構成が安心。

はにかむスクリーン(ハニカムスクリーン):断熱の切り札

「はにかむ(ハニカム)」は六角形の空気層が連続する構造で、スクリーン全体が「空気の断熱材」として働きます。空気は熱を伝えにくいので、冬は窓からの冷輻射(ひやっと感)を和らげ、夏は外の熱気が室内に伝わるのを緩和します。
ポイントは「セルの厚み(奥行き)」「シングルセル/ダブルセル」「生地色と透け感」。ダブルセルや厚みのあるタイプほど断熱性は高い傾向です。

向いている窓

  • 北面・西面・北西面の冷え・暑さ対策
  • 寝室・書斎の居住快適性アップ
  • 窓面が大きいリビングの冷気対策

採寸と取り付けのコツ

  • 窓枠内付けなら「幅=有効内寸-10~12mm」「高さ=有効寸法」で擦れ防止。
  • 正面付けは「左右各50~80mm」かぶせると光漏れが減少。
  • 床や窓台の「水平」をレーザーや長めのレベルで確認してからブラケット位置を決めると、仕上がりがきれい。

併用アイデア

  • 「ハニカム+遮光カーテン」の二重化で、断熱と暗さを両取り。
  • 西日が強い場合は、外側にすだれ・オーニングなどの外付け日よけを加えると室温上昇を大幅に抑えられます。

木製スライドパネル:家具のように魅せて、しっかり遮光

DIY上級者に人気の方法。窓前に「上吊りレール」で木製パネル(12~15mm厚程度の集成材やラワン合板)を走らせると、必要な時だけ「すっと閉めて」遮光。裏側に黒フェルトや遮光布を貼ると、微細な光の反射を吸収してさらに暗くできます。
「光は線から漏れる」ので、上部・左右にモヘアテープ(隙間ブラシ)を貼ると効果的。賃貸ならディアウォール等で柱を立て、そこにレールを固定する方法で原状回復性を確保できます。

最低限の材料

  • 上吊り引戸レール一式(耐荷重は板重量×安全率1.5以上)
  • 集成材パネル12~15mm厚
  • モヘアテープ・フロアガイド・引手金物
  • 下地探し・ビス・アンカー・塗装材(オイル or ウレタン)

作業のながれ

  1. 採寸・設計(開口+左右かぶり50~80mmを目安)
  2. レールの下地確認(ボードなら下地位置へ、なければトグラー等)
  3. 板のカット・面取り・塗装
  4. 金物取り付け・吊り込み・水平出し
  5. モヘア貼り・フロアガイド設置

DIY事例

TikTokショートでイメージを掴むのもおすすめです(投稿者さまに感謝とリスペクト)。
https://vt.tiktok.com/ZSANC42hr/


もっと根本から:内窓・窓リフォーム(マドリモなど)

「窓そのもの」を強化するのが最も確実。内窓(二重窓)や樹脂サッシ化、Low-E複層ガラスへの更新などは、U値を大きく改善します。とくに冬の冷輻射・結露・騒音に効きます。
リフォーム用の後付け内窓(例:「マドリモ」等)は既存枠に新しい内窓をはめ込む方式で、工期も短め。DIY難度は上がるため、採寸や納まりに不安があればプロ依頼も選択肢です。


    賃貸でもOKな原状回復テク

    • カーテンレールに取り付けられるロールスクリーン/ブラインドを選ぶ
    • 突っ張り式の間仕切りポールを活用し、そこへ木製パネルやロールを固定
    • 粘着式・マグネット式の気密テープで、光とすきま風の「線」を抑える
    • 退去時の痕が残らない両面テープ(弱粘着→強粘着の順にテスト)で固定方法を設計

    具体的DIY手順まとめ(素材レベルまで)

    手順A:ロールスクリーン(カーテンレール取り付け)

    1. 既存レールの幅・耐荷重・ランナー形状を確認。
    2. 付属のレールアタッチメントを等間隔で仮止め。
    3. ブラケットに本体をパチンと装着。
    4. チェーン長さと巻き方向を調整。
    5. 光漏れが気になれば「上部カバー」「サイドカバー」を追加。

    必要な道具:プラスドライバー、メジャー、脚立、水平器。

    インテリア雑貨Skip|ロールスクリーン専門店(提携)

    手順B:はにかむスクリーン(窓枠内付け)

    1. 枠の歪み・水平をチェック。
    2. 幅=内寸-10~12mm、高さ=内寸で発注。
    3. ブラケットを上枠に均等配置。
    4. 本体をはめ込み、昇降を確認。
    5. 隙間光は側面に細いモヘアテープで軽減。

    必要な道具:電動ドライバー、2mm下穴錐、水平器、メジャー。

    手順C:遮光カーテン(光漏れ最小の仕立て)

    1. レール端から壁までの距離を測り、リターン分を確保。
    2. 天井付けレール or カバートップを採用し上部の線光を遮断。
    3. 丈は床上5~10mm。数日間はプリーツを整えるため軽くクリップで仮固定。
    4. 窓台や家具に当たらないことを確認し、必要ならタッセルの位置を再調整。

    必要な道具:メジャー、ペン、脚立、クリップ。

    手順D:窓用断熱フィルム(プチ改善)

    1. 窓を中性洗剤で徹底清掃→乾拭き。
    2. 霧吹きで台所用洗剤をほんの少量入れた水を噴霧。
    3. フィルムを乗せ、スキージーで気泡を外へ。
    4. 端部は2mm程度の余裕を残し、カッターで仕上げ。
    5. 端面からの剥がれ対策に「コーナーガード」を併用すると長持ち。

    必要な道具:スキージー、霧吹き、カッター、定規、養生テープ。


    予算別プランニング(目安)

    • 低予算(1~2万円/窓):遮光1級カーテン+カバートップやリターン縫製の工夫。
    • 中予算(2~5万円/窓):遮光ロール+サイドカバー、はにかむスクリーンの採用。
    • 高予算(5万円~/窓):電動スクリーン、内窓やLow-Eへの更新、木製スライドパネルを家具調で製作。

    費用対効果は「西面の大開口」→「寝室」→「在宅ワーク背面窓」の順で感じやすいです。面積×日射の強さ×滞在時間の掛け算で優先順位を決めましょう。


    よくある失敗とレスキュー

    • 「遮光1級にしたのに、線の光が残る」
       対策:正面付けに変更/サイドカバー追加/リターン縫製のやり直し。
    • 「夏が暑いまま」
       対策:はにかむスクリーンや遮熱ロールへ変更、外付け日よけを併用、可能なら内窓で根本改善。
    • 「窓枠内で干渉して上がらない」
       対策:採寸の幅余裕(10~12mm)不足。ブラケット位置や本体サイズを見直し。
    • 「ひもで子どもが遊んで危ない」
       対策:チャイルドセーフティ金具、安全ジョイント、コードレス昇降タイプへ。

    法規・安全のミニガイド(日本の前提)

    • 防炎表示:高層建築物や不特定多数が利用する施設では、防炎性能のあるカーテン等が求められます。高層マンション住まいの場合は管理規約も確認し、「防炎ラベル付き」を選ぶと安心です。
    • 賃貸の原状回復:ビス穴NGなら「レール取り付け」「突っ張り」「マグネット」「テープ式」など非破壊の固定を優先。撤去手順も最初から想定して位置決めするとトラブルが減ります。
    • ひも・チェーンの安全:小さなお子さまやペットがいるご家庭は必ず「安全パーツ」を使用。就寝時は巻き上げて高い位置で固定。

    ミニQA:迷いやすいポイントに答えます

    • Q「遮光1級」なら真っ暗になる?
       A:生地自体は十分暗いですが、上・左右・下の「線」からの光漏れ対策を同時に行うと完成度が上がります。
    • Q はにかむスクリーンとロール、どっちが断熱に効く?
       A:断熱寄りなら、空気層を持つはにかむが有利なことが多いです。夏の遮熱は生地の仕様も重要。窓の位置(方位)と目的で選び分けましょう。
    • Q 賃貸でビスを使いたくない
       A:レール取付・突っ張り・マグネット・テープ固定の順で検討。重いものは突っ張りでも落下リスクがあるので、安全率に余裕を。
    • Q プロジェクター用に真っ暗にしたい
       A:窓枠内に遮光ロール(サイドカバー)+窓外は遮光ドレープの二重構成が鉄板です。

    まとめ:「光」と「熱」を分けて考えれば、窓まわりは必ず良くなる

    • 「暗さ」を追求するなら、遮光1級に加えて「リターン縫製・上部カバー・サイド処理」で線の光を消す。
    • 「暑さ・寒さ」を抑えるなら、はにかむスクリーンや内窓で「窓そのものの断熱」を底上げ。
    • ロールスクリーンは掃除が楽で、賃貸でも導入しやすい万能選手。
    • 予算に応じて多層化すると、体感は大きく変わります。まずは「西面の大開口」から着手すると効果がわかりやすいです。

    「これで夜ぐっすり、昼は快適」な窓を、あなたの手でつくっていきましょう。採寸メモと窓の写真があれば、より具体的なサイズ・部材選定までご提案します。


    参考資料・リスペクト(敬称略)

    • メーカー公式カタログ(遮光・遮熱・防炎・安全パーツの仕様確認用)
      タチカワブラインド/立川機工/ニチベイ/ニトリ/YKK AP(マドリモ) ほか
    • 専門ECと情報ページ
      びっくりカーテン(生地サンプル・縫製相談のしやすさが魅力)/インテリア雑貨Skip(ロールスクリーン専門店)
    • DIY動画・ショートクリップ(イメージ掴みに)
      木製スライドパネルの例や「はにかむスクリーンの取り付け」関連動画など。作者の皆さまの工夫に学ぶところが多いです。
    • 住まいの基礎知識(やさしい解説)
      「窓の断熱(U値)」「日射熱取得率(g値・η)」の概念解説記事や住宅省エネの入門資料。数式でなく「温度・熱の通り道」をイメージできる入門コンテンツが参考になります。

    クリエイター・販売店・メーカーの皆さまへ、日々の発信と良質な製品に感謝を込めて。読者の方は、必ず最新の取扱説明書・建物管理規約・住まいの条件(防炎・原状回復)をご確認のうえ、安全第一で作業してください。

    そもそも自分の家のリノベーション・リフォームってどこまでやっていいの?どこから始めればいいの?というかたはこちらから。具体的なリフォームの工程や施工などについて知りたい方はこちらのページも是非ご覧ください!


    付録:チェックリスト(コピーして使えます)

    • 目的は「暗くしたい/暑さを抑えたい/両方」
    • 窓の方位は「南/東/西/北」
    • 取付条件は「ビスOK/ビスNG(賃貸)」
    • 構成は「窓枠内:遮熱 or 断熱」「室内側:遮光」
    • 光漏れ対策は「上部カバー/サイドカバー/リターン縫製」
    • 安全は「防炎(必要なら)/チャイルドセーフティ」
    • 予算は「低/中/高」で優先窓から順に

    ※本記事は日本の住宅事情を想定して記載しています。海外の読者の方は、お住まいの地域の規格・規制・気候条件に合わせて読み替えてください。

    参考資料・リスペクト

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