
パイロットランプ同時点滅回路とコンセントを一気にマスターする
実情としては、私もこのようにまとめることで学んでいます笑
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それでは、どうぞ。
基礎情報
- 試験問題:公表問題10(2025年候補問題No.10をベースにした想定)
- 本試験番号でテーマとなっていること:
パイロットランプ「同時点滅」回路と、コンセント・電灯回路をまとめて配線する問題
(配線用遮断器+パイロットランプ+コンセント+電灯の組み合わせがポイント)(HOZAN, 2025)
この問題10は、第二種電気工事士技能試験の中でも「パイロットランプの結線をきちんと理解しているか」をチェックされる典型問題です。
特に「同時点滅」と「常時点灯・異時点滅」の違いを理解していないと、複線図の時点で迷子になりがちです。
本試験で必要な道具
基本セットに加えて、「パイロットランプ付き問題」で特に役立つポイントも書いておきます。
- ドライバー(プラス・マイナス)
- 電工ナイフ
- VVFストリッパー
例:HOZANのVVFストリッパー(P-958など)は、1.6mm・2.0mmの被覆を安定して剥ぎやすく、技能試験向きです(HOZAN, 2025)
→ ブログ側ではここにAmazonやYahooショッピングへのリンクを挿入しやすいポイントです。 - 合格マルチツール(HOZANの電工試験用マルチツール)
- ロックナットの締め付け
- スイッチ枠のツメ曲げ固定
- リングスリーブを押し込みやすくする
など、複数の場面で活躍します(がみでんきちゃんねる解説より)(Gamidenki channel)
- 圧着工具(リングスリーブ用:P-738など)(Hozan)
- ペンチ・ニッパ
- メジャー(スケール)
- 検電器(練習時に極性確認で使うと理解が深まります)
本試験で準備する(される)材料
HOZANの候補問題No.10をベースにすると、概ね次のような材料構成になります(当日の細かい長さは必ず問題文の「施工条件」を最優先してください)。(HOZAN, 2025)
- 電線
- VVF 1.6mm×2心 約650mm
- VVF 1.6mm×3心 約450mm
- VVF 2.0mm×2心 約300mm
→ 2.0mm²は許容電流が約27A程度(周囲温度30℃、単心ケーブル換算)とされ、分岐回路の幹線側や配線用遮断器周りによく使われます(JIS C 3342等の一般的な数値に基づく)。
- 器具類(想定)
- 配線用遮断器(安全ブレーカ) 1個
- ランプレセプタクル 1個
- 引掛シーリング(角形) 1個
- 埋込連用取付枠 1枚
- 単極スイッチ(埋込形) 1個
- コンセント(埋込形) 1個
- パイロットランプ(埋込形) 1個
- リングスリーブ 小 1個
- リングスリーブ 中 1個
- 差込形コネクタ(3本用) 1個
ここまで見てわかる通り、「器具点数はそれほど多くないが、パイロットランプの結線理解が命」という構成です。
実際の問題用紙には、各ケーブルの「芯間距離」が 100 mm・150 mm・200 mm といった寸法で指示されます。それに対して、器具内部に入り込む長さやジョイントで必要な長さを「上乗せ」してケーブルを切る、という考え方になります(電気屋ペコ, 2023)。
主な流れ
ここでは、問題10の標準的な進め方を、時間配分も意識しながら整理します。
- 施工条件の読み取り(2〜3分)
- 単線図の確認と「同時点滅」の意味理解(3〜5分)
- 複線図の作成(7〜10分)
- 電線の切り出し・シース剥ぎ(10〜12分)
- 器具側の結線(10〜15分)
- ジョイントボックス内の結線・圧着(10〜15分)
- 最終確認・導通イメージのチェック(5分)
合計すると40〜50分程度ですが、試験本番は40分です。上記は練習での目安なので、本番では「複線図〜切り出し」をトレーニングで短縮し、余裕を10分以上残せるようにしておくと安心です。
HOZANの合格マルチツールの使いどころ
問題10で「合格マルチツール」を活かせる代表的な場面は次の3つです。
- リングスリーブへの電線押し込みサポート
- 幹線側2.0mm²と1.6mm²が混在するとリングスリーブに線を押し込みづらくなります。
- 合格マルチツールの突起部分をリングスリーブの頭に当てて、根元まで「ぐっ」と押し込むと、芯線露出を1cm未満に抑えやすくなります(HOZAN動画でも同様の使い方を紹介)(Hozan)。
- 電線が1cm以上はみ出すと欠陥になるため、定量的な目安として「芯線露出0〜5mm程度」を狙いましょう。
- 取付枠とスイッチ・パイロットランプの固定
- がみでんきちゃんねるでは、取付枠とスイッチを固定する際に、合格マルチツールを使って「枠のツメ」を内側に折り込む方法を紹介しています(Gamidenki channel)。
- 枠の上下2カ所をしっかり締めることで、器具のガタつきや脱落を防げます。これは試験の欠陥項目である「器具の固定不良」を防ぐ上で非常に重要です。
- ロックナットの締め付け
- 問題10は金属管施工がないパターンが多いですが、もし配線用遮断器部分などでロックナットを使用する構成になっている場合、合格マルチツールの溝をロックナットに噛ませて締め付けると、手だけより確実に固定できます(がみでんきちゃんねるより)(Gamidenki channel)。
ブログでは、このあたりに「HOZAN合格マルチツール」の商品リンクを自然な形で入れておくと、読者がそのまま購入しやすくなります。
配線図の書き方と気を付けること
1. 「同時点滅」の意味をまず整理する
パイロットランプの結線方法は代表的に3種類あります(HOZAN, 2025)。
- 常時点灯
- 主回路のスイッチとは無関係に、電源投入中はずっと点灯。
- 同時点滅
- 主回路の負荷(電灯など)が点灯しているときだけ同時に点灯。
- 異時点滅
- 主回路が消灯しているときにパイロットが点灯(逆動作)。
問題10ではテーマが「同時点滅」です。
同時点滅の結線イメージは次の通りです。
- パイロットランプの「一方の端子」:電源の接地側(白線)に接続
- もう一方の端子:スイッチから負荷に向かう「スイッチ戻り線(黒または色指定線)」に接続
つまり「負荷と同じ2点をまたぐように繋ぐ」と覚えるとシンプルです(HOZAN, 2025)。
この2点間には、スイッチON時だけ電圧100Vが現れるので、電灯とパイロットランプが同時に点灯します(100V=電源の非接地側と接地側の電位差)。
2. 単線図から複線図への変換ステップ
複線図を書くときは、次の順番をおすすめします。
- 電源(L:黒 / N:白)を図の左下に想定して描く
- 接地側(白)を「コンセントのW側」および「各負荷(ランプレセプタクル・引掛シーリング・パイロットランプ)」に直結で引く
- 接地側は分岐して各負荷に渡るイメージ。
- 非接地側(黒)を「配線用遮断器→スイッチ→負荷」へとつなぐ
- パイロットランプの「同時点滅」は
- 片側を接地側
- 片側をスイッチと負荷の間の「スイッチ戻り線」に接続
- コンセントは
- W側:接地側(白)
- H側:非接地側(黒)
に確実に接続する(極性は欠陥判定されやすい箇所なので要注意)。
3. 電線の色分けと太さのメモ
HOZANの解説でも、複線図の段階で「太さの違う電線」や「色指定」の部分をメモしておくことが推奨されています(Hozan)。
- 2.0mm²のVVFは幹線・ブレーカ周りに使用(図中に「2.0」とメモ)
- 1.6mm²のVVFは一般照明・コンセント側に使用
- 指定されている色(例:白=接地側、黒=非接地側、残りの色=スイッチ戻り線など)は必ず図中に書いておく
この段階で「どの接続点がリングスリーブ小/中になるか」もメモしておくと、後の圧着で迷いません。圧着工具のマーク(小=「○」、中=「△」など)はP-738の刻印に対応させておきます(Hozan)。
実技の進め方と息を付けること
ここでは、実際の作業手順をできるだけ素材レベルで細かく区切っていきます。
ステップ1:施工条件の読み込み(2〜3分)
- 「器具間の距離」「使用するケーブルの種類・太さ」「パイロットランプの点灯条件(同時点滅)」をマーカーで囲う。
- 特に「電線長さ300mm」などの指定がある箇所は、そのままメモに写し、切り間違えを防ぐ(HOZANのテキストでも、長さ指定の見落としが多いと指摘)(Hozan)。
ステップ2:複線図の作成(7〜10分)
- 電源から接地側・非接地側を引く
- 接地側(白)をコンセントW側と各負荷へ
- 非接地側(黒)をブレーカ→スイッチ→各負荷へ
- パイロットランプを、
- 片側:接地側(白)
- 片側:スイッチから負荷への戻り線
に接続して描く
- 圧着接続点に「小」「中」のマークを描く
- 電線の太さ・種別(VVF1.6-2Cなど)も書き込む
ここまでで、後の作業は「複線図の通りに組み立てるだけ」にしておくのが理想です。
ステップ3:ケーブルの切り出しとシース剥ぎ(10〜12分)
- メジャーで指定長さを測り、VVFを切断
- 例:300mm指定なら、誤差±10mm程度に収まるように切ると安全です。
- 電気屋ペコの動画でも、指定長さから大きく外れないことが重要と説明されています。
- ジョイントボックス内の接続部分では、シースを約100mm剥ぎ、芯線を約25mm露出させる(がみでんき流の「C=10cm、芯線2.5cm」ルールは多くの問題でそのまま使えます)(Gamidenki channel)。
- VVFストリッパーを用いれば、
- 2.0mm² → 対応スケールでシース剥ぎ
- 1.6mm² → 1.6用刃で被覆剥ぎ
と、刃の位置を変えるだけで安定した長さで剥けます。
ステップ4:器具側の結線(10〜15分)
- コンセント
- W側端子:白線(接地側)
- H側端子:黒線(非接地側)
を確実に接続します。ねじ端子には約10mm芯線を出し、クルッと巻かずに真っ直ぐ差し込んで締める最近のタイプが多いです。
- ランプレセプタクル・引掛シーリング
- 接地側端子に白線
- 非接地側端子にスイッチからの戻り線(黒またはその他の色)
を接続。
- パイロットランプ
- 片側端子:接地側(白線)
- もう片側端子:スイッチから負荷への戻り線
を接続。ここを間違えると「常時点灯」や「逆動作」になってしまうので、複線図と何度も見比べてください。
この段階では、まだ取付枠に仮付けしておく程度にしておき、最後に枠固定をまとめて行うと効率的です。
ステップ5:ジョイントボックス内の結線・圧着(10〜15分)
- 各電線を複線図どおりにまとめる
- 接地側(白)は「電源→コンセント→各負荷→パイロットランプ接地側」へ分岐
- 非接地側(黒)は「電源→ブレーカ→スイッチ入力」など
- 戻り線は「スイッチ出力→各負荷→パイロットランプ」として整理
- リングスリーブに差し込む際は、
- 芯線がスリーブの下端から1cm以上出ないように、できれば0〜5mm程度に収まるように調整(HOZANの動画でも「1cm以上見えるとNG」と明示)(Hozan)。
- 入りにくいときは合格マルチツールでスリーブ頭を押し込むと楽になります。
- 圧着工具のマークを間違えずに圧着
- 2.0+1.6+1.6のように太さと本数が混在する場合は「中」マーク、それ以下なら「小」マーク、という具合に事前メモどおりに圧着マークを選びます(Hozan)。
圧着を1カ所終えるごとに、「圧着済みの線だけを軽く引っ張って抜けないか」確認すると安心です。
ステップ6:器具の固定・仕上げ(5〜7分)
- スイッチ・コンセント・パイロットランプを取付枠にセット
- がみでんきちゃんねるでは、取付枠に器具をはめてから、合格マルチツールでツメを内側に倒して固定する方法を推奨しています(Gamidenki channel)。
- 上下2箇所をしっかり締めることで、ガタつき・脱落を防止。
- 器具の向き
- コンセントの「W」表示が上になるように
- パイロットランプ・スイッチのON/OFF表示が正しい方向になるように
を確認します。
- ジョイントボックス内の電線を整え、無理な曲げ・つぶれがないかチェック
欠陥・見落としの確認事項
問題10で特にやらかしやすい欠陥ポイントを、チェックリスト形式でまとめます。
- パイロットランプの接続ミス
- 接地側につながっていない
- スイッチ戻り線ではなく、電源側黒に直結してしまい「常時点灯」になっている
→ 複線図で「負荷と同じ2点をまたいでいるか」を必ず確認。
- コンセントの極性間違い
- W側に黒を入れてしまう
→ 実務では感電リスクが増えるため、試験でも重大な欠陥扱いになります。
- W側に黒を入れてしまう
- 圧着マークの誤り
- 本数・太さに対して「小」と「中」を逆にしてしまう
→ 圧着工具の刻印と複線図のメモを照合してから圧着すること。
- 本数・太さに対して「小」と「中」を逆にしてしまう
- 芯線露出・被覆の噛み込み
- リングスリーブ下端から芯線が1cm以上はみ出している
- 逆に、被覆がスリーブの中まで入り込みすぎて芯線が十分に噛めていない
→ 合格マルチツールで押し込みつつ、「露出0〜5mm」をイメージすると安定します(Hozan)。
- スイッチ・パイロットランプの固定不良
- 取付枠へのツメ折りが甘く、器具がガタガタしている
→ 合格マルチツールの先端を溝に当て、「内側にツメを倒す」イメージでしっかり固定(Gamidenki channel)。
- 取付枠へのツメ折りが甘く、器具がガタガタしている
- 電線の太さ・種類の取り違え
- 2.0mm²を使うべきブレーカ周りを、1.6mm²で施工してしまう
→ 施工条件に「VVF2.0-2C」などと明記されているので、複線図に太さを書き込み、その通りにカットする。
- 2.0mm²を使うべきブレーカ周りを、1.6mm²で施工してしまう
まとめ
問題10は、器具の数自体は多くありませんが、
- パイロットランプの「同時点滅」
- コンセント極性
- 太さの違うVVF(1.6mmと2.0mm)
- リングスリーブの正しい選定と圧着
といった「技能試験で必ず押さえておきたい基礎」がギュッと詰め込まれた問題です。
何度か練習して、「複線図を見れば接続パターンが自然とイメージできる」状態まで持っていけば、本番での精神的な余裕もかなり違ってきます。
参考資料・引用元
- HOZAN株式会社「第二種電工試験の虎 候補問題No.10 2025年版」閲覧日: 2025年11月16日(配線用遮断器+同時点滅パイロットランプ回路、材料一覧、結線ポイント)
- HOZAN 2種技能試験解説動画テキスト(リングスリーブの圧着マーク、2.0mmエコ電線の扱いに関する説明)(Hozan)
- がみでんきちゃんねる「第二種電気工事士技能試験 ケーブル施工と合格マルチツールの使い方」(ロックナットの締め付け、取付枠とスイッチの固定方法の解説)(Gamidenki channel)
- 電気屋ペコ「第二種電気工事士技能試験 ケーブル長さとシース剥きの基本(C=10cm・芯線2.5cmルール)」(Gamidenki channel)


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