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【柱・家の傾き補修】リフォーム用ジャッキの購入時の選び方と購入可能な場所【DIY】

みなさんこんにちは、DIY Renovaです。

家の傾きを直すのに必須である!?ジャッキの存在感は大きいですよね!

しかしながらいろいろな種類があり、柱用のジャッキ選びに迷うことはありませんか?

そこで今回は、購入時の選び方と購入できる場所についてまとめました。

それでは、どうぞ。

Table of Contents

1. はじめに:なぜ柱修繕にジャッキが必要なのか?

木造住宅のリフォームを考えるときに、柱の交換や補強作業が必要になる場合があります。たとえば、柱がシロアリ被害を受けていたり、水回りからの湿気で腐食していたりするケース、あるいは地震などによって損傷してしまった場合などです。柱は住宅を支える非常に重要な役割を担っているため、見過ごすと建物全体の耐久性に影響が及びます。

しかし、柱の修繕や交換を行うには柱を一時的に持ち上げて荷重をかわす必要があります。ここで大きな力を加える道具が必要となり、それを可能にするのがジャッキです。適切なジャッキを使用して柱にかかる負荷を受け止め、安全に持ち上げたり固定したりすることでスムーズに修繕作業を進められます。

とはいえ、ジャッキと一口に言っても形状や動力(油圧・ねじ式)、荷重能力などさまざまなタイプがあります。家を長持ちさせるためには、適切なジャッキを選び、安全に使うことが欠かせません。本記事では工学的視点と実践的なノウハウを交えて、リフォーム向けのジャッキ選定のポイントや買い方のヒントを深掘りしていきます。


2. 柱を支えるということ:木造住宅の構造と負荷の関係

木造住宅は柱・梁・土台・屋根の骨組みなど、複数の要素が組み合わさって成り立っています。柱には上部からの重量(屋根や2階部分、さらには家具や人などの荷重)が常にかかっています。1本の柱が受ける荷重は数百キロから数トンにもなることがあり、建物全体ではさらに大きな力が複合的に作用します。

柱を修繕するということは、この建物全体の荷重の流れを一時的に分散・迂回させる行為とも言えます。柱が不具合を起こすと、ほかの構造部材に無理な力がかかり、歪みや亀裂、最悪の場合は倒壊につながるリスクも否定できません。

ジャッキを選ぶ際には、対象となる柱がどの程度の荷重を受けているかをまず把握し、それを十分に支えられる能力を持ったものを用意する必要があります。ここを安易に考えてしまうと、ジャッキが壊れたり、設置時にズレが生じて大事故の原因となりかねません。工学的には、安全率をどの程度確保するかが重要になってきます。一般に建築現場では「2倍以上の安全率」を確保することが多いですが、DIYやリフォームではより余裕を持たせる場合もあります。


3. ジャッキ選びの基本条件

3.1. 必要荷重能力の把握

最初に考えるべきは、**ジャッキに必要な荷重能力(耐荷重)**です。たとえば、2トンの荷重がかかっていると想定される柱を持ち上げたいのであれば、3~5トンクラス以上の能力を持つジャッキを選ぶのが一般的です。安全率を考えると、なるべく大きめの余裕を確保したほうが安心できます。ただし、ジャッキ自体が大きくなると価格や取り扱いも厳しくなるため、必要十分なサイズを見極めることが大切です。

3.2. ストローク(持ち上げ高さ)の重要性

ジャッキによっては、一度に持ち上げられる高さ(ストローク)が異なります。木造住宅の柱を交換・補強する際には、数センチから十数センチ程度持ち上げるだけでも十分なことが多いですが、古い家の場合や床のレベルを大きく直す場合にはもっと大きなストロークが必要となるケースもあります。

ストロークが小さいジャッキしかない場合には、こまめに台をかませながら段階的にジャッキアップする方法もありますが、その分手間と安全リスクが増大します。作業の規模に合わせてどれくらいの高さが必要なのかを事前に想定しておきましょう。

3.3. 安全性と安定性

荷重を支え、持ち上げるためには安定性も重要です。ジャッキの底面積や形状によって、設置面が不安定になりやすいタイプもあります。とくに木造の床下や基礎周りで使う場合、地面が土の場合も考えられます。その場合は必ず底板や受け板を敷いて、力が一点に集中しないようにする必要があります。

加えて、ジャッキ自体の構造が頑丈かどうか、メーカーの信頼性や実績もチェックしたいポイントです。粗悪品を選んでしまうと、使用中にオイルが漏れたり、ねじ部分が破損したりするリスクがあります。こうしたトラブルは建物だけでなく、作業者の安全を脅かす重大な問題になり得ます。

3.4. 操作性(油圧式か、ネジ式か)

ジャッキの操作性は主に「油圧式(ボトルジャッキなど)」と「ネジ式(スクリュージャッキなど)」で異なります。油圧式はポンピング動作やレバー操作で比較的スムーズに持ち上げられる一方、オイル漏れやシリンダー部分のメンテナンスが必要になる場合があります。ネジ式は力は必要だがシンプルで壊れにくいという特徴があります。

リフォーム現場では、細かく高さを調整しやすいという理由でネジ式が好まれることもあれば、迅速に大きな力を加えたいという理由で油圧式が用いられることもあります。作業規模や好みに応じて選択するとよいでしょう。

3.5. 価格帯とコストパフォーマンス

ジャッキの価格は耐荷重やブランドによって大きく異なります。1トン程度の小型ジャッキなら数千円から入手できますが、10トン以上を支える大型ジャッキともなると数万円~十数万円の出費になることもあります。リフォーム全体の予算や作業内容を見据えて、コストパフォーマンスの良いジャッキを選ぶことが大切です。

ただし、安かろう悪かろうにならないように注意が必要です。安全第一と考えれば、ある程度しっかりした製品を選ぶ方が結果的にトラブルを回避できます。


4. ジャッキの種類と特徴

4.1. ボトルジャッキ(油圧式)

ボトルジャッキは、垂直に伸びる円筒状のボディに油圧シリンダーを内蔵したタイプです。自動車整備や建設現場でも幅広く使われており、コンパクトな割に高い荷重能力を発揮します。

  • メリット: コンパクト、垂直方向の力を加えやすい、大きな荷重を支えられる
  • デメリット: シリンダー部分が汚れると作動不良を起こす可能性あり、横置き使用が難しい

4.2. フロアジャッキ(ガレージジャッキ)

自動車のタイヤ交換などに使われる、車輪が付いた油圧式ジャッキです。フロア上を移動させやすく、レバー操作でスムーズに持ち上げることができます。ただし、高さが出しにくいため、床レベルが低い場所や木造柱の下には大きなブロックなどをかませる必要がある場合もあります。

  • メリット: 移動が楽、操作が比較的簡単
  • デメリット: 垂直方向以外に斜めの力がかかる場合、安定性に注意

4.3. ネジ式ジャッキ(スクリュージャッキ)

螺旋(ねじ)を回すことで上下のプレートが開閉し、ゆっくりと確実に持ち上げるのがネジ式ジャッキの特徴です。古い家のリフォーム現場などでも根強い人気があります。機械的構造が単純なので、壊れにくく、微調整がしやすいのが魅力です。

  • メリット: 構造がシンプルで壊れにくい、微調整が容易
  • デメリット: 大きな力を加えるのに労力がかかる(手回しが重い)

4.4. ウェッジジャッキ・特殊ジャッキ

ウェッジジャッキは、2枚以上の斜面板を差し込んで打ち込むことで少しずつ隙間を広げるタイプのジャッキです。微妙な隙間を作り出すときに便利ですが、木造住宅の大きな柱の修繕にはやや能力不足の場合もあります。

その他にも、電動油圧ジャッキなど特殊なジャッキが存在しますが、DIYや小規模リフォームにはオーバースペックなものが多いです。大規模修繕やプロの現場では選択肢に入ってくるでしょう。


5. 木造リフォームにおけるジャッキ使用の注意点

ジャッキはなぜ危ないのか

ジャッキであげて、いきなり滑ったりして落下すると家が倒壊する恐れがあります。

実際、日本でもそういった事件が起きたことがあります。

日経XTECH住宅倒壊死亡事故の原因は「ずさんなジャッキアップ」

下記は車のジャッキアップですが、下記のような事件も起きていますね。

「ジャッキが外れている」40代男性が死亡 上半身が車の下敷きに…整備中か 札幌市東区」

参考:STVニュース北海道

5.1. 建物全体のバランスを考慮する

木造住宅では、1本の柱だけでなく梁や土台など複数の部材が連携して建物を支えています。特定の柱だけを急激に持ち上げると、建物全体のバランスが崩れて他の部位に亀裂が入ったり、歪みが発生したりすることがあります。

そのため、隣接する柱や壁の状態、梁や筋交いへの影響も考慮しながら、ジャッキアップを段階的に行うことが重要です。

5.2. 振動・変形に対する影響

ジャッキアップ時のわずかな振動や衝撃が、壁のクラック(ひび割れ)や窓サッシの歪みにつながる可能性があります。とくに築年数が長い木造住宅では、土壁漆喰など、経年劣化した部分が衝撃に弱いことが多いです。

作業前に、周囲の状態をチェックし、可能であれば応力を分散させるための補強(仮柱や梁下に支えを入れるなど)をすると安心です。

5.3. 二次被害の防止

柱を持ち上げる際には、一時的に大きな荷重がジャッキとその周辺部材にかかります。設置場所が不安定だったり、地盤が柔らかすぎる場合は、ジャッキが沈み込んだりずれたりするリスクがあります。

また、ジャッキアップに成功した後でも、固定せずに放置すると何かの拍子で荷重が移動し、ジャッキが外れて急降下する可能性もあります。工事中は常に予備の支持材(根太や梁に沿わせた支え)を入れておき、二次被害を防ぐようにしましょう。


6. 実際の使用手順(概要)と安全管理

ジャッキの具体的な使用手順は作業環境によって様々ですが、ここでは代表的な流れと安全上のポイントを示します。

6.1. 準備作業:荷重の再確認と補強材の配置

  1. 柱が受ける荷重の大まかな計算を行います。専門家に相談するか、建築図面を元に推定でも良いので把握しておきましょう。
  2. ジャッキの荷重能力が十分であることを確認します。
  3. ジャッキを設置する位置を決め、床下地盤がしっかりしているか確認。必要に応じて厚板や鋼板を敷いて沈み込みを防止します。

6.2. ジャッキの設置:受け板・当て板の使い方

  1. ジャッキの上面と柱の底面や梁に当て板をかませることで、荷重を分散します。硬質ゴム板や金属プレートを使うとより安心です。
  2. ジャッキが垂直に力を加えられるよう、水準器などで角度をチェックするとさらに安全です。

6.3. リフトアップ:段階的に上げることの重要性

  1. 一気に大きく持ち上げるのは厳禁です。少しずつ作業を進め、柱や周囲の変化を観察しながらゆっくりジャッキを操作します。
  2. 異音や柱のずれ、梁の割れなどがないか常に注意を払いましょう。

6.4. 柱の修繕・補強:根元・継ぎ手の補強と調整

  1. 柱が十分持ち上がったら、腐食部分の除去やシロアリ被害部の補強を行います。必要に応じて新たな柱や添え柱を設置する場合もあります。
  2. 金物補強や耐震金具を用いて継ぎ手部分を強化するなど、二度と同じトラブルが起きにくい工夫を施します。

6.5. ジャッキダウン:慎重に荷重を戻す

  1. 修繕・補強が完了したら、ジャッキを使って少しずつ元の位置に荷重を戻します
  2. 急激に下ろすと柱や床がダメージを受ける可能性があるため、ゆっくり段階的に下ろしていきましょう。
  3. 最終的に柱がしっかり固定されていることを確認し、ジャッキを撤去します。

7. ジャッキの購入場所

ジャッキの入手方法は大きく分けてホームセンター、建築工具・機械専門店、オンラインショップの3つが一般的です。それぞれの特徴を見ていきましょう。

7.1. ホームセンター

カインズ、コメリ、ビバホーム、コーナンなど、大手ホームセンターでは車用ジャッキからボトルジャッキまで取り扱っています。耐荷重は1~3トンクラスが中心ですが、品揃えの豊富な店舗では5トン以上の業務用ジャッキが置いてあることもあります。

  • メリット: 実物を見てサイズ感や重量を確認できる、すぐに買って持ち帰れる
  • デメリット: 大型ジャッキや専門的なジャッキは取り寄せ対応の場合も

7.2. 建築工具・機械専門店

各地域に点在する工具専門店農機具店建設機械レンタル店などでは、プロ向けのジャッキを扱っています。大型で耐久性の高い商品が揃っているだけでなく、店員も専門知識を持っていることが多いです。

  • メリット: プロ向け高品質商品が豊富、相談しながら選べる
  • デメリット: 一般ユーザーには敷居が高い、価格もやや高めの場合あり

7.3. オンラインショップ

近年では、Amazonや楽天市場、モノタロウ、専門メーカーの直販サイトなどで、さまざまなジャッキを購入できます。油圧ジャッキネジ式ジャッキなど、多様な種類を一度に比較できる点は大きなメリットです。また、レビューを確認することで、実際に使った人の声を参考にできるのも魅力です。

  • メリット: 品揃えが豊富、価格比較が容易、レビュー情報が得られる
  • デメリット: 実物を触れないため、届いてからイメージと違う可能性もある

8. 購入時に押さえておきたいポイント

8.1. メーカー・ブランドの信頼度

ジャッキは高負荷がかかる工具です。信頼できるメーカー品を選ぶことで、破損や事故のリスクを最小限に抑えられます。特にDIY用途でもプロ用や実績あるブランドのものを選ぶと、後々のメンテナンスや部品供給も安心です。

8.2. 保証やサポート体制

メーカーによっては1年保証長期保証を付けているところもあります。使用中にトラブルがあった場合、交換や修理を受けられるかどうかは大きな安心材料です。専門店で購入する場合は、メンテナンスを依頼しやすいというメリットもあります。

8.3. 実際に手に取ってみる・使用者レビューの確認

可能であれば、店舗に行って実際に手に取って重量感や作動感を確かめるのがおすすめです。オンライン購入の場合でも、使用者レビューをじっくり読み、**「油圧の戻りが悪い」「ネジ部分が固い」「耐荷重に不安を感じる」**などの意見がある製品は慎重に検討しましょう。


9. まとめ:最適なジャッキ選びで家を長持ちさせる

木造住宅のリフォームで柱を補強・修繕する際には、ジャッキの存在が欠かせません。しかしジャッキ選びを誤ると、十分に柱を支えられない、微調整が難しい、設置が不安定になってしまうなど、さまざまなトラブルの元となります。

本記事で紹介したように、以下のポイントを押さえてジャッキを選びましょう。

  1. 耐荷重: 安全率を考慮し、必要な荷重以上の余裕を持つ
  2. ストローク(持ち上げ高さ): 作業に必要な高さを確保できるタイプを選ぶ
  3. 安定性・安全性: 底板や当て板などの準備も含めて考える
  4. 操作性: 油圧式かネジ式か、作業環境や目的に合った方式を選択
  5. 購入場所: ホームセンター、工具専門店、オンラインショップで比較検討
  6. 信頼できるメーカー・保証: 長く安心して使える製品を

家のリフォームや修繕は、建物の寿命を伸ばす大切な作業です。しっかりと知識を身につけ、最適なジャッキを使いこなしてこそ、安全に、そしてより高い完成度で柱を蘇らせることができます。大切な家を守るために、ジャッキ選びと購入先の検討にじっくり時間をかけてください。


10. Q&A:よくある質問

Q1. 車用ジャッキと建築用ジャッキは何が違うの?

A. 車用ジャッキ(パンタグラフジャッキなど)は自動車の車体重量を持ち上げることを想定しており、底面積や安定性、ストロークなどが自動車整備向けに最適化されています。一方、建築用ジャッキは柱や梁などを垂直に支えるための形状や部材の当たり方を重視して設計されています。兼用できるケースもありますが、作業環境に応じて専用品を使うほうが安全です。

Q2. ジャッキの安全率はどのくらいが目安?

A. プロの現場では2倍以上とされることが多いですが、DIYやリフォームではより余裕をもたせて3~5倍程度を意識する方もいます。安全率が高いほど事故のリスクは減りますが、ジャッキ本体のサイズや価格も上がるため、作業内容とのバランスをとることが大切です。

Q3. 柱を持ち上げる際に、どのくらいのスピードが理想?

A. 理想は数ミリ単位でゆっくり上げることです。数分置きに状態を確認しながらじわじわと進めると、建物全体に無理がかかりにくく、変形や亀裂を防ぎやすくなります。

Q4. ジャッキアップ中に気をつけるべき兆候は?

A. 柱や梁からのきしみ音、壁のひび割れ、床鳴りなどが確認できる場合は、ジャッキアップを中断し、原因を突き止める必要があります。また、ジャッキ本体や設置面がわずかにでも傾いている場合は、ただちに作業を停止して再設置を行うべきです。

Q5. ボトルジャッキを使うときのメンテナンスポイントは?

A. 油圧ジャッキの場合、オイル漏れの有無、シリンダー部分の錆び、作動時のスムーズさを定期的にチェックしましょう。保管時には埃や水分を避け、注油や清掃を行うことで長寿命化を図れます。


以上が、リフォーム用の柱修繕におけるジャッキ購入の選び方や買える場所についてのまとめとなります。ジャッキを正しく選び、安全に使うことで、木造住宅の柱修繕はより安心・確実に進められます。家という大切な資産を長持ちさせるためにも、ぜひ本記事の内容を参考にしていただき、納得のいくジャッキ選びをなさってください。もし迷った際は、建築の専門家や経験豊富な職人に相談するのも一つの手です。家が蘇る瞬間は、きっとリフォームの醍醐味を感じさせてくれるはずです。

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