日本でまだ普及が少ない!?樹脂サイディングの特徴と購入場所

こんにちは、DIY Renovaです。今回は、日本ではまだそれほど普及していない「樹脂サイディング(樹脂外壁)」に焦点を当てて、その魅力や特徴、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。近年、メンテナンスの手間を大幅に削減できる建材として注目され始めている樹脂サイディング。実は「塗装がほぼ不要」「サビない」「寒冷地でもひび割れしにくい」など、さまざまな利点を持ち、特に北米では主流といわれる外壁材でもあります。

しかし、日本では施工実績や取り扱い業者が限られていることもあって、その情報がまだまだ手に入りにくいのが現状です。そこで本記事では、樹脂サイディングの概要から、ほかの外壁材との比較、実際に施工する際のポイント、さらには国内で購入できる製品の紹介まで、一通り網羅してお伝えしたいと思います。

この記事を読めば、外壁リフォームや新築時の外壁選びにおいて、樹脂サイディングという選択肢がぐっと身近になるはずです。さらに、施工方法の概要やメーカー情報、そして実際に入手する際の流通の仕組みまで総合的に学ぶことができますので、「樹脂サイディングって何がいいの?」と興味を持った方は、ぜひ最後までご覧になってください。

それでは、さっそく見ていきましょう。


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樹脂サイディング’(樹脂外壁、PVC外壁)とは

「樹脂サイディング」とは、その名のとおり樹脂(主に塩化ビニル樹脂:PVC)を原料とした外壁材のことです。北米やカナダといった寒冷地を含む地域では、家の外壁材として非常に一般的な存在になっています。日本国内では「窯業系サイディング」が普及率の大半を占めており、金属系サイディング(ガルバリウム鋼板など)も一定のシェアをもつ中、樹脂サイディングはまだシェアが少ない部類に入ります。

しかし、その特性を調べてみると「メンテナンスフリーを目指す」あるいは「塩害や湿気から建物を守りたい」といったニーズにぴったり合う材料であることが分かります。特に塗装が不要である点や、サビや腐食に強い点は、塩害が多い海辺や豪雪地帯・寒冷地にも適しているため、非常に大きなアドバンテージになっています。


他の外装材との比較

外壁サイディングには大きく分けて「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「樹脂サイディング」の三種類が主流と言われています。ここでは、それぞれの特徴やメンテナンス頻度、耐久性などを簡単に比較してみましょう。

材質メンテナンス頻度耐久性Features
「窯業系サイディング」10~15年ごとに再塗装約30年デザインが豊富で日本では主流。シーリング補修の手間がかかる
「金属系サイディング」15~20年ごとに塗装約40年ガルバリウム鋼板など。断熱材付きパネルだと断熱性UP。軽量で錆対策が必要
「樹脂サイディング」ほぼメンテナンス不要50年以上塗装不要、錆びない、寒冷地OK、軽量。施工業者が少ないのが課題

こうして並べてみると、樹脂サイディングがいかにメンテナンス性に優れ、長寿命であるかが分かると思います。窯業系サイディングは再塗装やコーキング(シーリング)補修が必要なのに対し、樹脂サイディングは基本的に塗装が不要。そして、継ぎ目も少なくシーリング箇所が最小限で済むため、シーリング切れによる雨漏りリスクを大幅に抑えられます。

一方、金属系サイディングはデザインの自由度が高く、断熱効果を高める工法もあり、日本の市場でも人気があります。ただし、海辺などでは塩害によるサビのリスクを無視できず、定期的なメンテナンスが必要となります。その点、樹脂サイディングは塩害に対する強さが魅力になります。


PVCサイディングの利点

ここからは、樹脂サイディングのメリットをより具体的に見ていきましょう。

「塗装が不要」

樹脂サイディングの最大の強みが「塗装をしなくてもいい」という点です。PVC(塩化ビニル樹脂)の着色技術が進んでおり、出荷時から本体そのものに色が付いています。そのため、たとえ表面が多少擦れたとしても、下地に同じ色が浸透しているため、金属サイディングや窯業系サイディングのように「塗膜剥がれ」が目立つことはありません。

「サビない・腐らない」

金属系サイディングの弱点である「サビ」、木製外壁や木造構造材の弱点である「腐食」に対して、樹脂サイディングは非常に強みを持ちます。樹脂自体は水分や塩分による化学変化を起こしにくいため、湿気の多い日本の気候や、海辺の塩害などに非常に適しています。

「軽量で建物への負担が少ない」

樹脂サイディングは「窯業系」や「金属系」に比べても非常に軽く、建物に与える負荷が少ない傾向があります。地震などの揺れに対しても、外壁材が軽ければ軽いほど建物の重心が下がるため、耐震性にとってはプラスに働くこともあります。

「寒冷地でも割れにくい」

PVC素材は、マイナス気温でも柔軟性を保ちやすく、急激な寒暖差によるひび割れが起こりにくいとされています。北海道や東北などの積雪地域、あるいは北陸地方のように冬期の気温が低いエリアでも、すでに北米やカナダでの施工実績が示すとおり、長く使われてきた歴史があります。

「シーリング箇所が少ない」

窯業系サイディングは壁と壁の継ぎ目にシーリング(コーキング)を充填し、そこが劣化してくると雨漏りの原因となります。一方、樹脂サイディングはパネル同士がかみ合う構造(重ね合わせ)になっていることが多く、シーリング補修のポイントが最小限に抑えられます。その結果、長期間にわたってシーリングの打ち替えが不要なケースが多いです。


樹脂サイディングのデメリット

もちろん良いことばかりではなく、樹脂サイディングにも注意すべきポイントがあります。施工を検討する前に、以下のデメリットもしっかり理解しておきましょう。

「施工業者が限られている」

日本ではまだ普及率が低いこともあり、樹脂サイディングの施工に長けた業者が少ないという問題があります。施工には専用の知識や技術、そして適切な道具が必要になるため、経験の少ない業者に依頼すると、正しい手順が守られず性能を十分に発揮できない可能性があります。

「デザインが限られる」

窯業系サイディングに比べると、デザインバリエーションが少ないのが一般的です。石目調やタイル調といった凝ったデザインを求める場合には、窯業系に軍配が上がることも。ただし、最近はメーカー各社が装飾性の高い商品を開発しつつあり、以前に比べると選べるデザインは増えてきています。

「表面に傷がつくと目立ちやすい色もある」

樹脂サイディングは塗装膜がないので「傷がつきにくい」と思われることもありますが、あまりにダークカラーの製品や、光沢の高い仕上げのものは、擦り傷などが目立つ場合もあります。こればかりは実物サンプルを見て検討するほうが確実です。

「価格面」

樹脂サイディングは、窯業系よりも施工手間が少ない場合もありますが、日本国内ではまだ流通量が少ないため、場合によっては資材コストが高くなることがあります。また、実績の豊富な施工業者が少ないため、施工費が割高になるケースも想定されます。ただし、長期的には塗装や補修の回数が少ないため、トータルで見ればお得になる可能性も高いとされています。


メンテナンス頻度について

「ほぼメンテナンスフリー」と言われる樹脂サイディングですが、まったく手入れしなくてもいいというわけではありません。外壁は常に紫外線や雨、砂埃などにさらされているため、軽い汚れやくすみが生じるのは自然なことです。

ただし、樹脂サイディングの場合、「定期的な再塗装が不要」である点がとても大きな魅力。年に1回~2回程度、水洗いをしてあげるだけでも清潔感を保てます。高圧洗浄をするときは、樹脂を傷めないように洗浄圧や洗浄ノズルの種類などに気を配るとより安心です。

また、接合部のチェックはしておきましょう。シーリング箇所が少ないとはいえ、全く無いわけではないので、長年経って劣化した場合には必要に応じてシーリングの打ち替えを行うことが重要です。


メーカーと製品例

日本国内でも、以下のメーカーが樹脂サイディングを取り扱っています。製品ごとの特徴やデザインバリエーションを確認して、自分のイメージに合った商品を選びましょう。

ZEON化成株式会社

ゼオン化成が提供する樹脂サイディングは、塩化ビニル樹脂を使用し、原材料の一部に天然塩を活用するなど環境負荷を低減しています。リサイクル性にも配慮されており、製造時のCO₂排出量が少ないことでも知られています。

公式サイトでは製品カタログや施工事例も閲覧できるので、興味のある方はチェックしてみてください。

旭トステム外装「WALL-J」

旭トステム外装の「WALL-J」は、塩化ビニル樹脂製サイディングとして有名です。軽量で耐久性があり、既存の壁の上からかぶせる「カバー工法」にも適しているため、リフォームでも選びやすい製品と言えます。

また、塩害や凍害への耐久性をアピールしており、特に海岸近くや寒冷地などでは安心感が高いでしょう。

LIXIL「WALL-J」

LIXILも同じ「WALL-J」シリーズとして樹脂サイディングを展開しています。もともと北米やカナダで50年以上の実績を持つサイディングシステムがベースとなっており、日本の気候に合わせて改良されています。

ブランド力があるため、施工業者の確保もしやすい傾向があり、安心して採用できるでしょう。


購入先(購入オプション)

樹脂サイディングは専門工務店や建材店を通じて入手するのが一般的ですが、オンライン通販で取り扱いがある場合も増えてきました。以下のようなサイトでも一部取り扱いを確認できます。

  • "価格.com」での検索
  • 楽天などのECサイト
  • 建材専門の通販サイト

もちろん、大型ホームセンターではまだまだ取り扱いのない店舗もありますので、事前に問い合わせるか、あるいは施工を請け負ってくれる工務店に相談し、見積もりを取るのが無難です。

購入方法と必要量の見積もり方

樹脂サイディングを導入したいと思っても、「どうやって必要な量を計算すればいいの?」「どこから買えばいいの?」という疑問を持つ方も多いはず。このセクションでは、自分で必要枚数を見積もる方法と、購入ルートについてわかりやすく解説していきます。

必要量の見積もり方(DIY or 業者問わず使える基本ステップ)

① 壁面積を測る

まずは建物の各外壁の「縦×横」を計測し、壁ごとの面積(㎡)を計算します。窓やドアなど開口部は差し引いてOKですが、余裕を持った見積もりにするため、あまり細かく差し引かず「ざっくり面積」で出すのがポイント。

例:
南側外壁:高さ2.7m × 幅8m = 21.6㎡
東側外壁:高さ2.7m × 幅5m = 13.5㎡
合計 = 35.1㎡

② 余裕をもって「10~15%」上乗せ

施工時のカットロス(切断による端材)や予備材を考慮し、10~15%多めに見積もるのが一般的です。

35.1㎡ × 1.15 = 約40.4㎡分の材料を準備。

③ 1枚あたりの施工カバー面積を確認する

製品によってサイズが異なるため、**「1枚でどれだけ面積をカバーできるか」**を確認します。

例:「WALL-J」シリーズの場合
1枚あたり:幅255mm × 長さ3660mm = 約0.93㎡(施工有効面積)

→ 40.4㎡ ÷ 0.93㎡ ≒ 約44枚必要
(実際にはパーツごとの長さや切断位置も影響するため、+2〜3枚の予備があると安心)

購入方法の選択肢

樹脂サイディングの入手方法は、主に以下の3パターンがあります。

■ ① 施工業者経由で手配してもらう(推奨)

最も安心なのがこの方法。施工業者が数量を計算し、製品も一括手配してくれるため、手間やミスがなく、余計な在庫も抱えません。製品保証や不具合対応もスムーズなので、施工込みで依頼するならこのルートがベストです。

■ ② オンライン建材通販で購入する

DIYを検討している方や、建材を自分で揃えたい方向け。以下のような建材通販サイトで、樹脂サイディング本体や役物(入隅・出隅パーツなど)が販売されています。

※商品の施工説明書が付属していることが多いので、施工前にしっかり確認しましょう。

■ ③ メーカー・正規代理店へ直接問い合わせる

特定のメーカー製品(例:ゼオン化成、旭トステム、LIXIL「WALL-J」など)を希望する場合は、公式サイトやカタログから正規代理店に問い合わせて注文も可能です。特注色や大量注文がしたい場合にも有効です。


補足:役物(部材)も忘れずに!

本体パネルのほか、以下の**部材(役物)**も忘れずに準備しましょう。

  • 出隅・入隅部材
  • スターター(下端部材)
  • 笠木部材
  • 開口部まわり用モール
  • 専用ビスや固定金具

これらは製品ごとに規格が違うため、本体とセットで販売されているものを選ぶと失敗しにくい.


このように、樹脂サイディングはDIYでも比較的導入しやすい建材ですが、「必要量の見積もり」「部材の取りこぼし」「製品ごとの規格違い」などに注意が必要です。不安な場合は、一部だけDIY・他は業者任せというハイブリッドな選択肢もおすすめですよ。

PARTS GUIDE:樹脂サイディングの「役物」って何?

樹脂サイディングの施工には、本体パネルだけでなく「役物(やくもの)」と呼ばれる専用部材が必要です。これらは角や端、開口部などの細かい部分を美しく・防水性高く仕上げるためのパーツで、以下のような種類があります。

役物名使う場所主な役割
スターター外壁の最下部サイディングの一段目を固定するための出発点
出隅(ですみ)外側の角(90°)コーナーを保護し、見た目もスッキリ仕上げる
入隅(いりすみ)内側の角雨水の侵入を防ぎながら角を整える
窓まわりトリム窓やドアなど開口部切り口をカバーし防水性・見た目を確保
ジョイナーパネルのつなぎ目複数枚を並べる時の継ぎ目カバー
ケーシング上端や破風板まわり仕上げラインを整え、全体を引き締める

これらの役物は製品ごとに専用形状が用意されており、本体パネルと同じメーカーのものをセットで使うのが基本です。DIYする場合も、役物を揃えないと施工できないので要チェックです!


施工方法の概要

具体的な施工方法は各社が提供するマニュアルに詳しく記載されており、それを遵守することが最も重要です。ここでは、大まかな流れのみを紹介します。

  1. 下地となる胴縁や防水シートを正しく施工する
  2. 樹脂サイディングを一枚一枚重ね合わせるように張り付けていく
  3. 要所(窓周りや入隅・出隅)には専用の役物部材を使用して仕上げる
  4. シーリング材を必要箇所に充填して防水性を確保する

樹脂サイディングは軽量で扱いやすいのが特徴ですが、そのぶん施工精度が悪いと隙間が生じてしまうこともあります。とくに、サイディング同士の重ね部分や窓の周りなどは雨仕舞いをしっかり行う必要があります。また、施工時の気温や天候を考慮し、熱伸縮の余地を残すように留め付けることが大切です。

DIYでチャレンジできる場合もありますが、外壁は家の防水や耐久性を左右する非常に重要な要素ですので、経験者でない限りは専門業者への依頼をおすすめします。


費用の目安

樹脂サイディングの施工費用は、使用する製品や下地の状況、地域の相場などによって異なります。ざっくりとした目安ですが、材料費+施工費で「1平方メートルあたり5,000円~10,000円程度」とされることが多いです。ただし、リフォームの場合は既存の外壁を剥がすのか、そのままカバー工法をするのかによっても大きく変わります。

また、日本での流通量が増えれば価格が下がる可能性もありますし、逆に施工業者が少ない地域だと施工費が上乗せされることもあります。長期的視点で見れば、塗装やコーキング打ち替えの頻度が極めて少ないため、トータルコストは窯業系や金属系と比較して有利になるという意見もありますが、最終的な判断は見積もりを複数社から取り寄せて比較することをおすすめします。


よくある質問・疑問

ここでは、樹脂サイディングを検討している方からよく聞かれる疑問をいくつかピックアップします。

Q1. 「熱による変形や色あせは大丈夫なの?」

A1. 日本のように夏場の暑さが厳しい地域でも、北米やカナダでの実績から耐候性が確認されています。高品質な樹脂サイディングは紫外線による色あせが非常に少なく、経年劣化による褪色も目立ちにくいように設計されているため、問題ないと言えるでしょう。

Q2. 「遮音性や断熱性はどの程度期待できる?」

A2. 窯業系サイディングと比べると、圧倒的に分厚いわけではありませんが、空気層を作る形で施工されることが多いため、ある程度の断熱効果や遮音効果が期待できます。ただし、過度に防音や断熱を求めるなら、断熱材を追加するなどの工夫が必要です。

Q3. 「北国や雪国でも大丈夫?」

A3. 樹脂サイディングは寒冷地でも非常に多くの実績があります。寒暖差で素材が膨張・収縮しても、適切な施工さえ行われていれば、ひび割れなどのリスクは低いとされています。

Q4. 「防火性は問題ないの?」

A4. 防火地域や準防火地域であれば、素材選びに制限があります。樹脂サイディング自体も防火認定を取得している製品があるため、事前に確認しましょう。自治体や法令によっては使用が制限される場合もありますので、建築士や施工業者に相談することをおすすめします。


選択と設置のヒント

ここでは、樹脂サイディングを実際に導入する際にチェックしておきたいポイントや、選び方のコツをお伝えします。

  1. 「信頼できる施工業者を探す」 樹脂サイディングは日本ではまだ施工業者が多くないです。施工実績があるかどうか、実際の施工事例や口コミをチェックし、複数社に見積もりを依頼して比較検討するのが安心です。
  2. 「カタログだけでなく、実物サンプルを確認する」 カタログやウェブ上の写真だけでは、本当の質感や色味を把握しにくいもの。施工店やメーカーに問い合わせ、実際のサンプルを取り寄せて確認することをおすすめします。
  3. 「建物の立地条件を考慮する」 海辺や寒冷地、台風の多い地域など、それぞれの気候条件で求められる性能は微妙に異なります。樹脂サイディングが持つ防腐・防サビ・耐寒性などの特長が、その地域に適しているかどうかをよく考えましょう。
  4. 「将来のメンテナンスを見据える」 樹脂サイディングはメンテナンスが少ないとはいえ、まったく手がかからないわけではありません。定期的に洗浄したり、シーリングの状態をチェックしたりする必要はあります。とはいえ、窯業系や金属系に比べれば段違いに負担が軽減される点は大きなメリットです。

エコへの配慮

最近では「家づくり=SDGsやエコ」という観点も重視されるようになってきました。樹脂サイディングの原料である塩化ビニルは、石油由来の成分が少なからず含まれていますが、その一方で「原料の約60%が塩」である点や、「再生が比較的容易」という点も注目されています。

また、塗装が不要なことは塗料の使用を減らすことにもつながり、長期的なCO₂削減にも寄与します。各メーカーも環境負荷を低減する技術開発を進めていますので、エコロジーを気にする方はメーカーの環境配慮情報をチェックしてみるといいでしょう。


Summary

ここまで、樹脂サイディングの概要や他のサイディングとの比較、メリット・デメリット、具体的な製品紹介などを網羅的に見てきました。日本では普及度がまだまだ低いとはいえ、メンテナンスの手間やコストを大幅に削減でき、海辺や寒冷地などの過酷な環境下でも十分な耐久性を持つ外壁材として非常に魅力的な選択肢になり得ます。

「長期的にメンテナンスを減らしたい」「塩害や湿気、寒冷地でもひび割れしにくい外壁が欲しい」という方には、まさにうってつけの素材です。見た目や施工費などの問題でまだ課題はありますが、北米やカナダでの実績を考えれば、そのポテンシャルは非常に高いと言えます。

日本でも取り扱うメーカーが増えており、今後はさらにバリエーションの拡大や価格の競争が期待できるでしょう。ぜひ、外壁リフォームや新築時の候補として「樹脂サイディング」を検討してみてはいかがでしょうか?


参考

最後に、今回の記事を作成するにあたり参考にした情報源や、樹脂サイディングに関するリスペクトすべきクリエイターのサイト・動画をまとめておきます。興味を持った方は、ぜひこれらのリンク先も覗いてみてください。

・「女性建築家と学ぶ家づくりスタジオ」さんのYouTube動画

・「一般社団法人プラスチック育成協会」サイディングカタログ

https://www.vec.gr.jp/kenzai/siding/siding_asset/pdf/201412catalog.pdf

・「ゼオン化成株式会社」樹脂サイディング公式ページ

https://www.zeonkasei.co.jp/jushisiding/102?utm_source=chatgpt.com
https://www.zeonkasei.co.jp/kenzai/catalogue.htm
https://www.zeonkasei.co.jp/kenzai/siding/sekou.htm

・「旭トステム外装」コラムおよびWALL-J紹介ページ

https://www.asahitostem.co.jp/column/article02.php?utm_source=chatgpt.com
https://www.asahitostem.co.jp/item/wallj/coordination

・「LIXIL」WALL-J(樹脂サイディング)バリエーション

・樹脂サイディング通販取り扱い先(一例)

https://search.kakaku.com/樹脂サイディング
https://item.rakuten.co.jp/hanajima/asahi-grandriver/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_109_1_10000237
https://www.ohtomi.com/supplier.html
https://mmshop.ocnk.net/product/409

これらのサイトや動画は非常に参考になりますし、実際の施工事例や製品カタログをダウンロードすることで、より具体的なイメージをつかむことができるでしょう。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。樹脂サイディングの魅力を少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。もしご質問やご意見がありましたら、ぜひコメントやお問い合わせなどでお知らせください。これからもみなさんの家づくりやリフォームの役に立つ情報をお届けしていきますので、よろしくお願いします。

(以上で、樹脂サイディングの魅力・概要をまとめさせていただきました。今後も新しい情報があれば随時更新していきますので、ぜひチェックしてくださいね。)

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