DIY Renova: セルフリノベ応援サイト

建築関連の雑誌一覧  DIY・リノベにも役立つ!【リフォーム】

リフォームやリノベーションに興味がある方の中には、どの雑誌やウェブサイトを参考にすればいいか迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。家の中で気になるところを自力で直したい、部屋の印象を大きく変えてみたい、あるいはプロが使う建材についてもっと詳しく知りたい――そんなときに役立つのが、DIYや建築・リフォーム関連の専門情報を掲載している雑誌やサイトです。特に紙媒体や定期購読型の雑誌は、ウェブサイトとはまた違ったアプローチで、深堀りした情報や事例を数多く発信しています。

この記事では、DIYやリフォームに興味を持つ方々に向けて、「DIYライフマガジン ドゥーパ!」や「Kenplatz(ケンプラッツ)」などのおすすめ雑誌・情報サイトを一覧形式で紹介していきます。もちろんこれら以外にも多数の参考になる媒体がありますので、必要に応じて追加の雑誌や情報源にも言及します。また、雑誌を有効活用するためのポイントや、初心者が押さえておくべき安全面・法律面についても触れます。

たとえリフォームやDIYが初めての人でも、この記事を読めば「どんな雑誌を読んだらいいのか」「雑誌やサイトの情報をどう活かせばいいのか」「具体的にどんな点に気を付ければいいのか」がイメージしやすくなるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。

なお、この記事は約束通り長めの文章になっていますが、それだけ情報量が多く、きっとあなたの学びの助けになるでしょう。それでは早速、本題へと移りましょう。

DIYライフマガジン ドゥーパ!

DIY関連の雑誌といえば、まず思いつくのが「DIYライフマガジン ドゥーパ!」ではないでしょうか。リフォームやDIYの愛好家の間で抜群の知名度を誇り、ホームセンターや書店でもよく見かける一冊です。ここでは、その特徴や活用法について詳しく紹介します。

雑誌概要

「DIYライフマガジン ドゥーパ!」は主に個人でDIYに取り組む人たちをターゲットに、アイデアや具体的な作業手順などを写真と共にわかりやすく紹介する雑誌です。木工や簡単な棚作り、壁の塗装といった定番のDIYネタはもちろんのこと、ガーデニングや小屋づくりなど本格的なプロジェクトまで幅広く網羅しているのが特徴です。

定期的に「特集記事」が組まれており、その特集テーマに沿った事例やアイデアがたくさん掲載されます。読み進めるだけでもワクワクしますし、「こんな方法があるんだ」「こうすれば自分でもできそう」とイメージが膨らみます。また、初心者向けの特集が掲載されることも多く、道具の使い方や部材の選び方など、基本の”き”から学ぶことができます。

メリット

  • 「初心者から上級者まで楽しめる」 DIYというとどうしても作業経験や工具の知識が必要そうなイメージがありますが、ドゥーパ!は初心者向けの解説記事も充実しています。一方で、ガレージや小屋の建築レベルの実例も扱うなど、中上級者が読んでも満足度が高いです。
  • 「実践的な手順が豊富」 作りたいものの寸法や必要材料、使う道具、塗装や仕上げの細かな方法まで、かなり具体的に解説されているのが強みです。写真やイラストも多く、視覚的に理解しやすいのも特徴でしょう。
  • 「実例が多彩」 一人暮らしの小さなスペースをDIYで快適化する事例から、家族で楽しめるウッドデッキづくりまで、幅広いジャンルの実例が紹介されています。雑誌の写真を見ていると、「自分もやってみたい!」と意欲が湧いてくるはずです。

活用アドバイス

ドゥーパ!を活用する場合、まず気になるのは「自分のレベルに合った特集かどうか」。初心者の方は「道具の基礎知識」や「手順の解説」がしっかりしている号を選ぶとよいでしょう。木工やDIYの基礎がわかると、その後リフォームやリノベーションに取り組む際のハードルが下がります。

逆にすでにある程度DIY経験のある人や、電動工具も使い慣れている人なら、中〜上級者向けの特集や「ガレージづくり」「庭に小屋を建てる」といったスケールの大きなプロジェクトに関する特集もチェックしてみてください。DIYの醍醐味は、自分の好奇心や想像力を刺激しながら、少しずつスキルを高めていける点にあります。ドゥーパ!は、そんなDIY愛好家のワクワク感を後押ししてくれる一冊といえるでしょう。

KENPLATZ(ケンプラッツ)

続いて紹介するのは「Kenplatz(ケンプラッツ)」です。DIY専門の雑誌やサイトではありませんが、建築や不動産、住宅関連の「業界動向」「テクノロジー動向」を知るのに役立つ情報サイトとして有名です。日経BPが運営しており、プロ向けの専門性の高い記事が多数掲載されています。

雑誌(サイト)概要

「Kenplatz」は、建築・不動産・住宅にかかわる幅広いニュースを配信している専門情報サイトです。たとえば、建築関連の新技術や法改正の情報、街づくり・都市開発の動きなど、DIY愛好家やリフォームを考える一般の方ではあまり馴染みのないプロ向けのトピックが多いです。しかし「特定のキーワード」で検索すると、DIYやリノベーションなどに関連するおもしろい事例やニュースがヒットすることもあります。

メリット

  • 「最先端の動向」を知れる 住宅業界や建設業界のニュース、さらには新技術の動向までカバーしているので、DIYに活かせる先端アイデアを見つけることができるかもしれません。特に、最新の建材や断熱材の技術、環境に配慮したエコ素材の活用などは、今後のリノベやDIYにも役立つトレンドといえます。
  • 「記事の信頼度」が高い 日経BPが発行しているということもあり、記事の専門性や信頼性はとても高いです。エビデンスとなる統計データや各種レポートの引用も豊富で、DIYやリフォームに関して根拠ある情報を得たい方には有益でしょう。

活用アドバイス

KenplatzはDIYの「手順」を学ぶためのサイトではありませんが、「法律や行政の動向」「新製品リリース情報」「建材メーカーの最新動向」などをつかむにはうってつけです。リフォームやリノベーションを大がかりに行うときや、ちょっと専門的な建材を選定する際などに役立つでしょう。

例えば「ここをこう改装したいけど、法的に大丈夫?」と不安を抱えたときに、Kenplatzで関連ニュースを調べれば、関連法規が変わっていないか確認できる可能性があります。大規模なリノベーションでは、用途変更や構造上の改変に伴う法規制が絡むこともありますので、そういった部分をしっかり把握しておくと後々トラブルを回避しやすいです。

日経アーキテクチュア

「建築の専門家」が読んでいるイメージが強い雑誌ですが、リフォームやリノベーションの動向を知りたい人にもおすすめです。プロジェクト事例の紹介が多く、先端の建築トレンドを学べます。文章が専門用語多めなので、初心者にはやや難しく感じるかもしれませんが、写真や図解を見ているだけでも建築の奥深さに触れられて刺激的でしょう。

日経ホームビルダー

こちらも日経BPが発行している雑誌で、住宅の建築やリフォームに関する専門性の高い情報が手に入ります。設計事務所や工務店向けの内容が中心ですが、耐震改修の施工例なども紹介されるため、大規模なリフォームを検討している方には参考になります。ただし、ある程度の専門知識が必要な記事も多く、DIY初心者向けとは言いがたいので、必要に応じて専門用語などを調べながら読むと理解が深まるでしょう。

I’m Home

「リノベーション」を特集している雑誌で、実際にリノベーションを経験した家族や店舗のインタビュー記事や、ビフォーアフターの写真などが多く掲載されています。間取りの変更や収納の工夫など、生活者目線でのリフォームアイデアが満載です。DIY要素というより、プロの力を借りて大きく改造するといったケースが多いですが、「自分はどこまでDIYでやりたいか」「どこからプロに頼むか」の検討材料として有用でしょう。

Casa BRUTUS

デザイン性の高い暮らしを志向する方向けに、建築やインテリアをおしゃれな切り口で紹介している雑誌です。DIYというよりは空間づくりやデザインのトレンドを楽しむタイプの雑誌といえます。ただし、取り上げている事例のなかには、DIYやリノベーションのヒントとして取り入れられるアイデアが豊富に含まれていることも多いです。写真が多いので、視覚的なインスピレーションが得やすいでしょう。

建築知識

「建築知識」は設計士やインテリアデザイナー、施工管理者など「専門家寄り」の雑誌ですが、構造や設備などの工学的な知識を深掘りしたい人にとってはとても参考になります。素人が読むには内容が難しい部分もありますが、「木造住宅をDIYで補修する際に気を付けること」や「断熱材の正しい施工方法」など、プロの視点から見た適切なやり方が学べる場合があります。DIYで大規模リフォームを志す人は、一度目を通してみると想像以上に役立つ情報を得られるかもしれません。

LiVES(ライヴズ)

「LiVES」は都市型の暮らしやインテリアに焦点を当てた雑誌で、デザイナーズマンションの事例やリノベーションの事例が数多く紹介されています。古い物件をおしゃれに作り変えるような企画が多いため、部屋のイメージを大幅に変えたいリフォーム・リノベーションを考えている人には、写真や事例を参考にしながらイメージを膨らませるのに最適です。専門家が手がけた実例を自分のDIYでどこまで再現できるか考えるだけでも、クリエイティブな発想が湧いてくるでしょう。

DIYプロジェクトに適した雑誌の選び方

これだけ多くの雑誌やサイトがあると、「結局どれを読めばいいのか?」と迷う方も多いかもしれません。選び方のコツをいくつか挙げておきますので、自分の目的に合わせて参考にしてください。

  1. 「専門度合い」で選ぶ
    DIY初心者であれば、あまりに専門的な内容が中心の雑誌だと抵抗を感じるかもしれません。一方でプロの知識を吸収したい方や、専門的な施工法を学びたい方は、日経アーキテクチュアや建築知識などの高度な情報が役立ちます。
  2. 「掲載事例のスケール」で選ぶ
    簡単な棚づくりや壁の塗装程度なら、ドゥーパ!などのDIY特化型雑誌がわかりやすいでしょう。家全体のリノベーションや大掛かりなリフォームをしたい場合は、リノベーションに特化した雑誌や建築専門誌で大規模事例を学ぶのがおすすめです。
  3. 「写真やビジュアルの豊富さ」で選ぶ
    初めて挑戦するDIYやリフォームは、写真やイラストが多いほうが理解しやすいです。特に工程ごとに詳細な画像があると、作業中に迷いにくく安心です。文章だけの解説に不安を感じる方は、ビジュアル重視の雑誌を探してみてください。
  4. 「自分の目指す空間イメージに近いもの」を選ぶ
    たとえばアンティーク風が好きなのか、北欧テイストが好きなのか、あるいは無機質なインダストリアル系に興味があるのか。雑誌ごとに得意とする雰囲気やジャンルが異なるので、気になるテイストと合っているか確認しておきましょう。
  5. 「予算やDIYレベル」を考慮する
    本格的なリノベーションはコストも時間もかかります。小さなDIYプロジェクトと比べれば扱う工具や材料も増えるでしょう。予算感やかけられる時間に合った規模の特集を扱っている雑誌を読むと、現実的なイメージがつかみやすくなります。

法的および安全面での留意点

DIYやリノベーションは自由な発想で家を作り変える楽しさがありますが、一方で「安全面」や「法規制」に注意を払う必要がある場面もあります。大規模なリフォームや増改築を検討している場合はもちろん、比較的小さなDIYでもいくつかの注意点を押さえておくと安心です。

建築基準法に関する留意

日本では、建物の構造をいじる場合や増築などを行う場合に、建築基準法上の許可や申請が必要になる場合があります。特に壁を取り払う、梁や柱を撤去するなど構造に影響を与える工事は、工学的視点(建物の強度や耐震性など)でチェックが必要です。個人のDIYで安易に着手すると、安全性が損なわれ、場合によっては違法建築となるリスクもあります。「こんなことをしてみたいな」と思ったら、まずは自治体や専門家に相談するのが無難です。

電気工事士の資格

電気配線やコンセントの増設などは、法律で「電気工事士の資格を持った人」が行うよう定められている工事があります。資格なしで配線工事を行うと火災や感電事故などのリスクがありますので、自己判断での施工は避けましょう。DIYで照明を取り付けたり電気周りを改造したいと思う方は、「既存の配線を勝手にいじらない」というのが大前提です。もし必要があれば、電気工事士の資格を持った業者や友人に依頼するのが安全です。

水道・ガス工事

水回りやガス配管を扱う場合も、資格や経験が必要です。誤った施工による水漏れやガス漏れは大変危険なので、こちらもプロに任せるか、十分な知識と経験を積んだうえで実施しましょう。

安全対策と保護具

小さなDIY作業でも、安全対策は万全にしておきたいところです。たとえば、電動工具を使う際は「保護メガネ」「耳栓」「手袋」「防塵マスク」などを適切に装着し、万一の事故や健康被害を防ぎましょう。木材をカットする際には、切りくずや粉塵が目に入るリスクが高いですし、長時間の作業では騒音が耳や神経を痛めることもあります。さらに、床に工具や資材を置きっぱなしにすると転倒リスクが高まるため、作業環境を常に整理整頓する意識を持つと良いでしょう。

近隣への配慮

DIYでは、どうしても作業音や粉塵、振動などが発生しがちです。マンションや集合住宅であれば管理規約も確認し、騒音が大きくなる作業は日中の時間帯に行うなど、周囲に迷惑をかけないよう心がけましょう。もしリノベーション工事が大規模になる場合は、工事の内容や期間を事前に近隣に伝えるのがトラブル防止のポイントです。

効果的なDIYとリフォーム計画のヒント

DIYやリフォームを成功させるには、情報収集だけでなく「計画の仕方」にもコツがあります。以下のポイントを押さえておくとスムーズに進めやすくなります。

  1. 「目標を明確にする」
    どんな空間にしたいのか、どの程度の機能性を求めるのか、テイストはどんなイメージか――最初にしっかりビジョンを描いておくと、不要な出費や作業を減らせます。雑誌を参考にしながら、「これが理想に近いかも」と思う写真をピックアップしておくと計画が立てやすいです。
  2. 「予算とスケジュールを見える化する」
    材料費や工具代、人件費(一部だけ業者に依頼する場合など)をきちんと算出し、作業にかかる時間も見積もっておきましょう。DIYでは想像以上に時間がかかることが多いです。スケジュールに余裕を持たないと、途中で嫌になって放置してしまうリスクがあります。
  3. 「必要な工具と材料のチェック」
    雑誌やウェブサイトを見ていて、いざやってみようと思ったら「持っているドリルでは対応できない」「ビスや塗料が足りない」といったことになりがちです。作業前にしっかりリストを作り、ホームセンターやネット通販で準備しましょう。
  4. 「無理のない範囲で工学的な知識も学ぶ」
    先ほど紹介した建築知識系の雑誌やKenplatzなどで得た専門的な情報の中から、「これだけは押さえておこう」というポイントだけでも理解しておくと、より安全かつ高品質な仕上がりにつながります。たとえば「構造壁を抜いてはいけない理由」や「断熱材の施工不良による結露のリスク」など、プロが注視する点はDIYであっても無視できません。
  5. 「プロに頼むべき部分を見極める」
    すべてをDIYで行うのは理想的に見えますが、建築基準法に関わる工事や配管工事、電気工事などは資格や知識がないと危険な場合が多いです。DIYとプロの作業の良いとこ取りをすることで、安全かつ効率的にリフォームを行えます。

まとめ

ここまで、DIY・リノベ・建築関連のおすすめ雑誌やサイト、そしてDIYを進める上で気を付けるべきポイントを紹介してきました。DIYライフマガジン ドゥーパ!のように写真や手順が丁寧に解説されている雑誌は、初心者から上級者まで広く楽しめます。一方、Kenplatzのように業界視点から法律や技術の動向を知るサイトも、より深くリフォームや建築の知識を身につけたい人には非常に有益です。

ほかにも日経アーキテクチュアや建築知識、Casa BRUTUS、LiVESなど、多彩な雑誌やメディアが存在します。目的やスキルレベル、予算や好みに合わせて複数の情報源を併読すると、自分の理想の空間をより明確にイメージできるようになるはずです。

DIYは「やってみたい」という気持ちさえあれば、どんな小さな作業からでも始められるのが魅力です。しかし、計画や安全面、法的な側面をしっかり理解しておかないと、大きなトラブルにつながる恐れもあります。雑誌やサイトを活用しながら、楽しみつつ確実に知識をつけ、理想の住まいを実現してみてください。

自分で作業をすると愛着が湧きますし、家の中がより快適で愛着のある空間に生まれ変わるのを実感できるでしょう。ぜひこの記事を参考に、あなたのDIY・リノベライフが充実したものになることを願っています。

REFERENCES

「DIYライフマガジン ドゥーパ!」公式サイト
https://dopa.jp/

「Kenplatz(ケンプラッツ)」
https://xtech.nikkei.com/media/NA/

その他、建築専門誌・リノベーション関連雑誌

  • 日経アーキテクチュア
  • 日経ホームビルダー
  • Casa BRUTUS
  • 建築知識
  • LiVES

この記事で引用・参照した事例や情報の多くは、上記媒体へのリスペクトを込めて紹介させていただきました。

気になる方は各公式サイトや書店でチェックしてみてください。読んだことのない雑誌に目を通すだけでも、新しい発見がたくさんありますよ。あわせて動画やSNSなど、クリエイターが発信している情報も参考にすると、より幅広い視点からDIYやリフォームについて学べるでしょう。どうぞ有意義なDIYライフをお送りください。

そもそも自分の家のリノベーション・リフォームってどこまでやっていいの?どこから始めればいいの?というかたはこちらから。具体的なリフォームの工程や施工などについて知りたい方はこちらのページも是非ご覧ください!


コメントを残す

jaJapanese