屋根のセルフリノベーション手順と準備【DIY】ガルバリウム鋼板編

こんにちは、Renovaです。

本記事では、屋根のセルフリノベーションを考えている方のために参考になりそうな情報をまとめました。スレートではなく、より軽量で耐久性があり、メンテナンスが簡単なガルバリウム鋼板を使ったDIY手順を解説します。

屋根の種類

屋根にはさまざまな種類があり、機能性に優れたものからデザイン性の高いものまで多様です。特にDIYでセルフリノベーションを行う場合は、できる限り面が少なく勾配がしっかりしているものが機能的には適しています。これにより雨水の流れが良くなり、雨漏りのリスクも軽減されます。

画像参照元:https://www.suumocounter.jp/chumon/report/jitsurei/entry/yane_shurui/

このなかで、一番機能的にいいのは、①できる限り面が少ないもの②勾配がしっかりあるもの

ですね!

しかし、豪雪地帯では雪が積もりにくい設計が推奨されるなど、地域の気候に応じた屋根選びが重要です。

必要な要素

①勾配

屋根にしっかりとした勾配があることで、雨や雪が流れやすくなり、建物へのダメージを軽減できます。

②隙間のない設計

屋根材の隙間があると雨漏りの原因になるため、隙間を最小限にする設計が必要です。

考慮すべきポイント

軒天ありの屋根

軒天は屋根から突き出した部分の裏側にあたります。軒があると建物外壁を保護し、雨の跳ね返りを防ぎます。

ビスで固定しない設計

ビスで固定すると、腐食や緩みが発生しやすくなるため、可能であればクリップなどの取り外しが簡単な方法で設置するのが望ましいです。

ガルバリウム鋼板はメンテナンス性も高く軽くて屋根に理想的

ガルバリウム鋼板は軽量で、防水性や耐食性が高く、メンテナンスも簡単です。また、長寿命であり、地震などの揺れにも強いのが特徴です。

注意点

一方で、ガルバリウム鋼板は雨音が響きやすいとされるため、気になる場合は防音材を併用することをおすすめします。また、適切な勾配がないと雨水の流れが悪くなることがあります。

作業工程・施工手順

  1. 屋根の状況確認と必要な材料の発注
  2. 既存屋根の取り外しと雨漏りチェック、必要な箇所の補修
  3. 下地として12mmのベニヤを敷く
  4. 遮熱シートを貼る(12mm厚の棒を5本、1800mm幅のベニヤに等間隔で並べる)
  5. 12mmのベニヤをもう1層重ねて設置する
  6. アスファルトルーフィングシートを貼る(コルケットやホッチキスで固定可能)
  7. ガルバリウム鋼板用の下地材を境界線に沿って設置する
  8. 屋根の上に棒を取り付ける
  9. アスファルトルーフィングシートをさらに設置
  10. ガルバリウム鋼板を製造者の指示に従って取り付ける
  11. 軒天の取り付け

それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。

1. 屋根の状況確認と必要な材料の発注

屋根の軒の長さや劣化状況を確認し、必要な材料を把握して注文します。また、DIYに必要な工具も準備しておくと作業がスムーズです。

2. 既存屋根の取り外しと雨漏りチェック

既存の屋根材を取り外し、屋根の基礎がしっかりしているか確認します。雨漏りやダメージがある場合は、事前に補修しておくことが重要です。

3. 下地にベニヤを敷く

ベニヤを敷くことで、ガルバリウム鋼板の下地を安定させ、断熱効果を向上させます。12mm程度の厚みが推奨されます。

4. 遮熱シートの設置

遮熱シートをベニヤの上に貼り、断熱効果を高めます。夏の暑さ対策としても有効です。

5. もう一層のベニヤを重ねる

遮熱効果をさらに向上させるため、もう一層ベニヤを重ねて断熱性を強化します。

6. アスファルトルーフィングシートの貼り付け

アスファルトルーフィングシートを貼ることで防水性が高まり、屋根が長持ちします。コルケットやホッチキスで簡単に固定できます。

7. ガルバリウム鋼板用の下地材設置

下地材をガルバリウム鋼板を取り付ける部分に配置し、取り付け時のズレを防ぎます。

8. 屋根の上に棒を取り付ける

棒を設置することでガルバリウム鋼板の固定がしやすくなります。

9. アスファルトルーフィングシートの設置

更にアスファルトルーフィングシートを貼り、二重の防水対策を行います。

10. ガルバリウム鋼板の設置

ガルバリウム鋼板を製造者の指示に従って丁寧に設置します。ビスの位置や間隔に注意し、しっかりと固定しましょう。

11. 軒天の取り付け

軒天は塗装または留め付け方法で設置します。塗装する場合、下地処理を行い、錆止め、シーラーでの下塗りを経て、上塗りを二度行います。留め付けの場合は、野縁に密着させ、適切なピッチで釘を打ちます。

素材の選び方

ガルバリウム以外にも、亜鉛チタン合金などがあり、デザインや地域の気候に応じて選択できます。

構造

必要な構造としては、

雨風をしのぐ外側の素材

湿気をふせぐ空間

素材を支える構造材

断熱素材

です。

軒先は東と西では入る角度が上からではなく横からになるのであまりあっても意味がないので別途必要に応じて決定しましょう。

購入品・レンタルチェックリスト

  • 水切り
  • 立平ロック25型ガルバリウム鋼板
  • 角材45mm
  • 4mm ベニヤ
  • 遮熱シート
  • 胴縁材
  • 12mm ベニヤ
  • アスファルトルーフィング
  • エア釘打機(ホッチキス)200本付き

身に着けるもの・

  • ヘルメット
  • 動きやすい服
  • 軍手

道具

  • 足場(レンタル)
  • ブルーシート

メンテナンス用にあるといいもの

  • 高圧洗浄機

作業チェックリスト

  • 水を屋根の一番上から流して問題がないか確認したか
  • 日射遮蔽をしっかり検討しているか(南と北は軒先が必須。でないと永遠に日差しが入って暑い
  • 積雪も問題ないか確認したか
  • カビが生えない設計になっているか
  • 家の内部から確認して以上を感じられないか

おわりに

いかがでしたでしょうか。

施工の手順というのは、文字で見ることは俯瞰的に把握する点でとても便利なのですが正直なところ、やはり映像やその現場を直接見たほうが理解度が圧倒的に深まると思います。

本記事を作成するうえでも、様々な動画などを参考にしておりますので最後尾の参考情報から関連の動画などもご覧いただくことをお勧めいたします。(みなさんすごい)

それではまた!

主な参考情報:

https://www.suumocounter.jp/chumon/report/jitsurei/entry/yane_shurui/

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