免状獲得!第二種電気工事士に合格した後住宅設備リフォームを進めるならそろえるべきもの・揃えたいもの

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みなさんこんにちは、DIY Renovaです。

第二種電気工事士、合格おめでとうございます。免状が手元に来ると「よし、これで家の設備リフォームがガンガン進む」と思いがちですが、ここから先は「工具の差が安全と品質の差」になりやすいフェーズです。

この記事では、セルフリノベで住宅設備(照明、スイッチ・コンセント、分電盤周り、換気、外部配線の一部など)を進めるときに、まず揃えるべき道具・計測器・保護具・消耗品を、それぞれ必ず

  • 「どの点に気を付けて」
  • 「どの点が入っていると便利で購入すべきか」
    の観点でまとめます。日本の話を軸にしつつ、海外のDIY勢にも伝わるように「規格」や「考え方」も添えます。

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また、本資料が必ず正しいということではなく、あくまで参考情報としてみてくださいね。

それでは、どうぞ。


Table of Contents

最初に:資格でできること・できないことを再確認(ここを曖昧にすると全部が危ない)

第二種電気工事士は「一般用電気工作物等」の工事が対象です(電気工事士法の枠組み)。つまり、一般家庭・商店などの屋内配線や小規模設備が中心です。
一方で「資格が不要な軽微な工事」とされる範囲もあり、これは経産省資料で整理されています。

  • 注意点:
    「できる=何でもやって良い」ではなく、電気工事士法・施行令・施行規則の区分で「資格が必要な作業」「資格不要の軽微な工事」が分かれます。自信がないまま境界を踏むと、事故のリスクも、やり直しコストも跳ねます。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「経産省の整理資料を1枚で見られる」こと。法律の全文より、まず“作業区分の地図”を手元に置くのが最短です(資料を印刷して工具箱に入れるだけでも効果大)。

優先順位の結論:まずは「安全に止める・確認する・記録する」が最優先

セルフリノベ電気で本当に怖いのは、技術不足より「確認不足」です。だから最初の買い物は、ドライバーより先に「感電・短絡・誤通電を潰す」系が正解です。加えて、日本の技術基準解釈では漏電遮断器など保護の考え方が整理されています。


必須:保護具(PPE)と“身の守り”セット

1) 電気絶縁用手袋(JIS適合のもの)

何をする道具?
感電リスクを下げるための“電気用のゴム手袋”です。普通の軍手や作業手袋とは目的が違います。

  • 注意点:
    「静電気対策手袋」と「電気絶縁用手袋」を混同しないでください。感電対策として使うなら、JIS T 8112(電気絶縁用手袋)の区分を前提に選びます。JIS改定でJ00(交流・直流300V以下)の考え方が整理されています。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「J00(300V以下)など“使用電圧クラスが明記”」されていること。住宅100V系のDIYではこの考え方が現実的です。さらに「薄手でフィットする」モデルは、端子の締付や細かい作業でストレスが減ります(フィット=安全確認の継続力)。
  • 買い方のヒント:
    AmazonやYahooなら「絶縁手袋 JIS T8112 J00」で検索し、商品ページにクラス表記があるものを選ぶのがおすすめです。

2) 保護メガネ(できればゴーグル寄り)

何をする道具?
切粉・粉塵・破片から目を守ります。電気は目に関係なさそうで、穴あけ・ボックス加工・天井裏作業で目がやられます。

  • 注意点:
    電気は「見えない危険」だけでなく、切粉・粉塵・破片で目をやられます。電設作業は目の事故が地味に多いです。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「曇り止め」「上からの粉塵侵入を抑える形」「メガネの上から着用可」。たったこれだけで着用率が上がり、結果として怪我が減ります。

必須:確認用の計測器(“止まっている”を証明できる道具)

3) 検電器(非接触+接触の考え方)

何をする道具?
「その線に電気が来ているか」を確認する道具です。作業前に「本当に電気が止まっている」を確かめるために使います。

  • 注意点:
    検電は「最後の命綱」ですが、道具の特性を理解しないと誤判定します。非接触タイプは便利な一方、環境や配線の条件で反応が変わります。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「自己診断(電池・動作確認)」「先端の細さ(盤内で当てやすい)」「音+光の両方」。DIY現場はうるさい・暗い・姿勢が悪い、の三重苦なので、通知が二系統あるだけで誤判定が減ります。

5) テスター/マルチメータ(測定カテゴリCATを理解して選ぶ)

何をする道具?
電圧(何ボルトか)、抵抗(つながっているか)、導通(線が通っているか)などを数値で測る道具です。検電器が「電気来てる?」なら、テスターは「何ボルト来てる?本当に切れてる?」を確認できます。

  • 注意点:
    テスターは“何でも測れる”反面、使う場所を間違えると危険です。IEC/JISの測定カテゴリ(CAT II/III/IV)は「過渡的なエネルギーが大きい場所ほど高いカテゴリが必要」という安全の分類です。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「CAT III(建屋内の分電盤・固定配線周り想定)以上の明記」「日本メーカーの安全説明が充実」「ヒューズが適正規格で交換しやすい」。カテゴリ表記はメーカーの説明ページでも注意喚起されています。
  • 買い方のヒント:
    AmazonやYahooなら「テスター CATIII 600V」などで検索し、スペック欄にCAT表記が明確なものを選ぶと失敗が減ります。

6) クランプメータ(“電流を切らずに見る”)

  • 注意点:
    電流測定をテスター直列でやろうとすると、配線を触る工程が増えて危険も増えます。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「細いクランプ径(盤内で挟みやすい)」「真の実効値(True RMS)表記」「バックライト」。盤の中で“見える・挟める”が正義です。

必須:絶縁工具(「触れる可能性」を前提に“事故の上限”を下げる)

7) 絶縁ドライバー(IEC 60900 / EN 60900適合表示のあるもの)

コンセント・スイッチ・分電盤・端子台など、ネジを締める道具です。電気は「ネジの締付」が品質に直結します。

  • 注意点:
    絶縁工具は“万能の免罪符”ではありません。被覆が欠けたら即アウト、という前提で点検と更新が必要です。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「IEC 60900(1000Vまで)適合の明記」。海外でも共通言語で、工具に表示があると現場で安心です。メーカーのカタログでも適合が明示されます。

8) 電工ペンチ/ニッパ/ストリッパ(刃の精度=仕上がりの信頼性)

何をする道具?
電線の外側のビニル(被覆)だけを剥いて、中の銅線をきれいに出す道具です。
また、電線を切る、曲げる、軽くつかむ、被覆を一部剥くなど、電気作業の基本動作をする道具です。

電気工事士の資格を取得する際に、実技でも使用したはず!すでに持っている方は多いかと思います。

  • 注意点:
    芯線を傷つける剥き方は、見た目が綺麗でも劣化の起点になります。国交省の標準仕様でも「被覆剥ぎ取りは必要最小限に、心線を傷つけない」が明記されています。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「VVF対応のストリップ穴」「握りやすいバネ」「刃の交換性」。毎回の作業品質が安定します。
    • また、現場では「がっちゃん」と通称呼ばれるような道具をストリッパーの用途で使うことが多いようです。配線の数が多い住宅にはもってこいです。

必須:圧着・接続系(住宅設備リフォームの“品質の差”が出る場所)

9) 圧着工具(適合品を使う:ここでケチると後悔が長引く)

何をする道具?
電線と「圧着端子・スリーブ」を、強い力で“カシメて一体化”させる道具です。簡単に言うと「金属の部品で電線を固定して、抜けない接続を作る工具」です。

  • 注意点:
    圧着は「工具の適合」が品質そのものです。公共建築の標準仕様でも、圧着接続はJIS C 9711の工具を使う、と明確に書かれています。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「対応スリーブ範囲が明確」「ラチェット機構(一定圧で抜けない)」「刻印がきれいに出る」。DIYでも“圧着の再現性”は命です。

10) 差込形コネクタ/端子台など(“施工性”と“点検性”の両立)

  • 注意点:
    便利なコネクタほど、対応線種・線径・撚り線可否・再利用可否など“条件”があります。条件外は不具合の温床です。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「透明ハウジング(挿入確認できる)」「試験孔(テスターが当てられる)」「抜け止め」。点検できることが、DIYの最大の保険です。


必須:開口・固定・配線ルート作りの道具(電気は“建材の中”で決まる)

11) 下地探し・探知機(柱/間柱/金属/ACを探す)

何をする道具?
壁の中の柱(下地)や金属、場合によっては通電線の位置を探す道具です。穴あけ前の“事故防止レーダー”です。

  • 注意点:
    壁や天井に穴を開ける工程は、電気より先に建材を壊します。さらに既設配線に当てると最悪です。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「木材+金属+通電線の検知」「キャリブレーションが簡単」「反応の癖が少ない」。DIYは“感覚”に寄せがちなので、機械で補正するのが賢いです。

12) ホールソー/ステップドリル/ボックス用工具

何をする道具?
壁や天井に丸い穴を開けたり、配線器具(スイッチ・コンセント)のボックス周りを加工する道具です。

  • 注意点:
    穴あけは粉塵が出ます。PPE(保護具)をセット運用しないと、目・喉・肺がやられます。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「バリが出にくい」「木工・石膏ボードでの実績」「交換刃が手に入る」。結局、交換できる道具が長期で安くつきます。

必須:ラベリング・記録(DIYの“将来の自分”を助ける装備)

13) ラベルライター(回路・盤・ケーブルに名前を付ける)

何をする道具?
分電盤、配線、スイッチの裏などに「名前」を貼る道具です。後から見て分かる状態を作ります。

  • 注意点:
    電気は「後から追えない」状態が一番危険です。将来の点検・変更・トラブル対応が詰みます。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「耐水・耐候テープ」「熱収縮チューブ対応(できれば)」「テンプレ機能」。これがあるだけで、盤の中が“プロっぽく”なるし、実際に安全になります。

14) 配線チェック用の記録フォーマット(紙でもOK)

  • 注意点:
    途中で忘れます。必ず忘れます。人間だから。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「いつ・どこを・何に変えたか」が残る形式。最低限、ブレーカー番号/回路名/変更点/写真、だけで十分強いです。

消耗品:ここを“現場箱”で常備すると作業が止まらない

15) 絶縁テープ・自己融着テープ・養生テープ(用途を混ぜない)

  • 注意点:
    テープは“なんでも貼れる”が一番危ない。絶縁目的のもの、固定目的のもの、養生目的のものは分けてください。国交省仕様でも接続部の絶縁処理に触れていますが、同等以上の効力が必要、という発想が大事です。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「電気用の絶縁テープ(用途明記)」「寒い時期でも粘着が落ちにくい」「色分け(回路識別にも使える)」。

16) 結束バンド・配線留め・ステッカー類

  • 注意点:
    配線の“見た目”は安全そのものです。ぶらぶら配線は断線・接触・熱の原因になります。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「耐候(屋外)」「幅違いセット」「再結束タイプ」。屋外と屋内で使い分けるだけで寿命が変わります。

あったら強い:住宅設備リフォームが一段ラクになる“推し装備”

17) 充電式のライト(首掛け・ヘッドライト)

  • 注意点:
    暗い=確認ミスが増える=危険。盤内作業はとくに。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「手が塞がらない」「色が自然(配線色が判別しやすい)」「長時間」。

18) トルク管理(締付の再現性を上げる)

  • 注意点:
    締めすぎも緩すぎも不具合になります。特に端子は“適正締付”が品質に直結します。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「小トルク対応」「校正や信頼性のあるメーカー」。最初は“自分の手のクセ補正”に効きます。

19) 内線規程(JEAC8001)を“買う”という選択

  • 注意点:
    民間規格ですが、設計・施工・維持管理の実務で参照されやすい立ち位置です。最新版(JEAC8001-2022)として発行・改定されていることも明記されています。
  • ここが入っていると便利で購入すべき:
    「手元で根拠に戻れる」こと。DIYは迷う瞬間が必ず来るので、根拠本があると事故回避にも、やり直し削減にも効きます。

“買う前チェックリスト”:スペック欄でここだけ見れば失敗が減る

  • 「規格適合の明記」:絶縁手袋ならJIS T 8112、絶縁工具ならIEC 60900など。
  • 「用途と条件」:コネクタは線種・線径・撚り線可否。
  • 「点検と更新」:絶縁被覆が欠けた工具は交換前提。メーカー資料でも注意喚起があります。
  • 「測定カテゴリCAT」:テスターはCAT表記と適用場所を確認。国内メーカーも注意喚起しています。

最後に:日本の住宅設備は「保護装置の思想」もセットで考えると強い

日本の「電気設備の技術基準の解釈」では、感電防止や漏電遮断器に関する考え方が明確に書かれています。例えば、条件に応じて漏電遮断器(定格感度電流15mA以下、動作時間0.1秒以下等)に言及があります。
DIYで全部を完璧に再現する必要はありませんが、「保護の思想」を知っていると、道具選びも、施工計画も、判断がブレません。

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また、本資料が必ず正しいということではなく、あくまで参考情報としてみてくださいね。


参考文献・参考資料

  • 経済産業省. (n.d.). 電気工事の安全.
  • 経済産業省. (n.d.). 電気工事士等資格が不要な「軽微な工事」とは [PDF].
  • 経済産業省. (n.d.). 電気工事士等の従事範囲 [PDF].
  • e-Gov法令検索. (1960). 電気工事士法(昭和35年法律第139号).
  • 国土交通省. (2025). 公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)令和7年版 [PDF].
  • 経済産業省. (2025). 電気設備の技術基準の解釈 [PDF].
  • 一般社団法人 日本電気協会. (2022). 内線規程 第14版 JEAC8001-2022(JESC E0005(2022)).
  • 厚生労働省. (n.d.). 絶縁用保護具等の規格(労働省告示).
  • KTC. (n.d.). INSULATED TOOLS [PDF].
  • TRUSCO. (2025). 絶縁手袋(JIS T8112に関する説明を含む)[PDF].
  • 三和電気計器株式会社. (n.d.). 安全に関する説明(測定カテゴリ).
  • HIOKI. (2025). 【一般】測定カテゴリーについて 安全規格.

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